東京オリンピックが開幕した7月23日、ドイツではブンデスリーガ2部の新シーズンが始まった。開幕戦では、31シーズンぶりに2部で戦うシャルケと、初降格から2部で4年目を迎えたHSVによるドイツ名門対決が実現した。
1万9770人のファンが入った試合は、ホームの歓声を受けたシャルケが幸先よく先制した。7分、カウンターでシモン・テロッデが抜け出し、ペナルティエリア左から左足シュートを沈める。オフサイドが疑われたものの、VARを経て得点が認められた。昨季HSVでプレーしたテロッデが古巣相手のゴールで、ブンデスリーガ2部の2021−22シーズン第1号を記録した。
1点を追うHSVは27分、ダヴィド・キンソンビがエリア内で倒されてPKを得ると、キッカーを務めたロベルト・グラッツェルがゴール右下を狙う。だが、これはGKミヒャエル・ランガーのビッグセーブによって、シャルケがピンチをしのいだ。試合はシャルケの1点リードで折り返す。
後半に入ると、HSVの反撃が実る。53分、エリア前のFKでティム・ライボルトが左足でゴール右上隅を狙ったが、これもGKランガーの好セーブに阻まれる。それでも、こぼれ球をグラッツェルが押し込んで同点に追いついた。
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試合はこのまま終了し、HSVがシャルケに逆転勝利を収めて、2部の開幕戦で実現した名門対決を制した。次節、シャルケは8月1日にアウェイでホルシュタイン・キールと、HSVは同日にホームでディナモ・ドレスデンと対戦する。
【スコア】
シャルケ 1−3 ハンブルガーSV
【得点者】
1−0 7分 シモン・テロッデ（シャルケ）
1−1 53分 ロベルト・グラッツェル（HSV）
1−2 86分 モーリッツ・ヘイヤー（HSV）
1−3 90分 ベーカリー・ジャッタ（HSV）
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