ある意味才能? 忘れ物しても「なんとかなるさ〜」と思うタイプの子どもに親ができること

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2021年07月26日 14:01  ウレぴあ総研

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ウレぴあ総研

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忘れ物をしても「友達や先生に借りればいいや」と思ってしまう子。

【子育て】危うく“モンスター母”に!? ママたちが「私って過保護かも…」と思った瞬間

忘れ物をしたらどうしようと思い、何度も何度もカバンを確認する神経質な子。

子どもの性格や育った家庭環境により反応は大きく違ってきます。

どちらがよいのでしょうか。

「1人でできる子になる 「テキトー母さん流」 子育てのコツ」の立石美津子がお話しします。

■あるママからの相談

筆者は講演会で次のような質問を受けました。

「うちの小学生の息子は『なんとかなるさ』と思っているようで、親が届けなくても一向に忘れ物がなおりません。

友達の物を借りたり、自分用の予備を机の中に置いておき、それを使ったり…一体、どうしたらよいですか?」

筆者は次のように答えました。

「『なんとかなるさ』と考えられるのは、長い人生の中ではとてもいい考え方。借りられる友達がいて、置き傘のように予備を置く工夫も出来ている息子さんの良さを潰さないようにしてほしいです。

忘れ物をしても平気でいられるのも一つの能力かもしれませんね。

少しだけ枠組みを変えてみましょう。これを“リフレーミング”と言います。

また、なんとかならない事態になり、痛い目に遇ったらきっと気を付けるようになるでしょう」

“落ち着きがなく、興味を持ったら席を立ってしまう”

親から見たら困った行動も、長い人生においては“好奇心旺盛で行動力がある”という面でプラスになります。

これと同じで、忘れ物をしても、気にならない性格は本人にとって楽かもしれません。

■忘れ物が出来ない子

一方で、絶対に忘れ物をしないキッチリしている子もいます。

その中に「絶対に忘れ物をしてはならない」と自身に完璧を求めすぎている子がいます。それが高じてしまい、確認が止まらない子がいます。

大人でも鍵をかけたかどうか、ガスを止めたかどうかが気になってしまい、家に戻って確認することはあります。でも、家に戻って出かけてもまた気になり戻り、とうとう外出も出来なくなるとなると、もしかしたら“強迫性障害”を患っているのかもしれません。

手を洗っても洗ってもまだ汚れている気がして、手洗いが止まらない不潔恐怖もそれにあたります。

これは心の病ですが、真面目で責任感が強く完璧主義の人が罹りやすいとも言われています。忘れ物の確認に時間がかかり登校できない子はもしかして、この状態に陥っているのかもしれません。

■「ヘリコプターペアレント」にならないように

子どもが登校後、筆箱を家に忘れたとき…

(親が届けた場合)

・「僕(私)が忘れても親が届けてくれる」と誤学習してしまい、翌日から「忘れ物に気を付けよう」とは思わなくなる。

・困った事態に陥ったとき、他人に“助けを求めること”が出来なくなる。

残念ながら学ぶことがあまりありません。

(親が届けない場合)

・翌日から忘れ物に気を付けるようになる

・ピンチに陥りSOSを出せるようになる

・代用品を何とか自分で考える

・「私の貸してあげる」と親切にされ、「友達を大切にしよう」と思うようになる。この体験で「自分も誰かを助けてあげよう」と思う。

失敗は成長のチャンスです!

慌てて届けてしまう人は「子どもが困るだろう…」「良かれと思って…」目先のことを心配して行動しているのですが、実は子どものためにはなっていないのです。

過保護・過干渉になり、あれこれ世話を焼きすぎ、知らず知らずのうちに子どもの成長の芽を摘んでしまっている親のことを、子どもの頭上をパタパタと旋回するヘリコプターのようなので、皮肉って“ヘリコプターペアレント”と呼ぶそうです。

更に、子どもが自分の力で困難を乗り越えて、歩き出そうとしているのに「これは邪魔でしょ」、「これは危ないから」と考えて、除雪車のように雪をかきわけ、子どもの通る道を平らにしていく親のことを“スノープラウペアレント”とも呼ぶそうです。

■忘れ物への対策

だらしがない子に「忘れ物をしないように注意しなさい!」と叱ったり、届けたりして、忘れ物に気を付けるようになれば、誰も苦労はしませんよね。

そんなときは、

・学校に持っていくものリストを写真にして貼っておき、チェックを入れながら準備をする。

・置き傘のように体操着、筆箱など2セット用意する。

叱られてばかりいるよりも、これも工夫の一つかもしれません。教科書も専門の書店に行けば予備として買うことが出来ます。

AD/HD注意欠如/多動性障害による忘れ物の場合、叱っても改善は難しいので工夫が必要になります。

「子どもがだらしがない。忘れ物ばかりしている」と嘆いている親御さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

このニュースに関するつぶやき

  • 好奇心旺盛とかどうでもいいから付き添いなくても登下校できるようになってほしい……
    • イイネ!1
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