湯浅政明監督の新作『犬王』特報解禁 女王蜂・アヴちゃん&森山未來がアフレコ

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2021年07月27日 04:00  ORICON NEWS

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写真湯浅政明監督の新作『犬王』主人公の声を(左から)森山未來、アヴちゃん(女王蜂)が担当。2人の共演は『モテキ』以来10年ぶり (C)“INU-OH” Film Partners
湯浅政明監督の新作『犬王』主人公の声を(左から)森山未來、アヴちゃん(女王蜂)が担当。2人の共演は『モテキ』以来10年ぶり (C)“INU-OH” Film Partners
 湯浅政明監督による劇場アニメーション映画『犬王』(配給:アニプレックス、アスミック・エース)が、『第78回ベネチア国際映画祭』オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたことが明らかになった。メインキャスト・音楽担当・新公開日も発表。当初2021年公開予定だった本作は、22年初夏の上映が決定した。また、今年9月に予定されている同映画祭での上映がワールド・プレミアとななる。

【動画】湯浅政明監督の新作『犬王』お披露目

 本作は、「平家物語 犬王の巻」(著:古川日出男)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。湯浅監督×松本大洋(キャラクター原案)×野木亜紀子(脚本)といった常に新作が期待されるクリエイターが集結している。

 今回明らかになったメインキャストは、犬王役に女王蜂のボーカル・アヴちゃんが、バディの友魚役には俳優の森山未來が決定。その多才さでジャンルを問わず活躍し、強烈な個性を放ち続ける二人は、公私ともに仲が良く、映画『モテキ』以来10年ぶりの共演となる。

 アニメ『DEVILMAN crybaby』以来の湯浅作品参加となる犬王役のアヴちゃんは「普段女王として生きているわたしが、今回『王』として生きる機会をいただきました。『犬王』。まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます」と語る。

 『聖☆おにいさん』以来2度目のアニメ声優出演、湯浅作品初参加で友魚を演じた森山は「琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした」とアフレコを振り返っていた。

 音楽を担当するのは、『あまちゃん』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などの大友良英が湯浅監督と初タッグ。ジャンルを超えてボーダーレスに活躍するメンバーで、室町時代の最先端エンタメとしての「能楽」に挑む。歌唱シーンの一部は、本日公開の特報でも見ることができる。

 舞台は室町時代の京都。湯浅監督のイマジネーションが爆発した躍動感あふれるアニメーションで描かれる犬王と友魚。そこに、伸びやかでいて、高音から低音まで縦横無尽に飛躍する犬王の歌声が重なる。たぐいまれなる音域の広さを持つボーカリスト・アヴちゃんにしか表現しえない歌が確かに刻まれている。犬王と友魚がファンタジックに宙に舞い上がるシーンをきっかけに音楽は一転リズミカルに。「室町時代」や「能楽」の既成概念を取り払うかのような、音楽フェスにも見えるシーンが次々と畳みかける。

 まさに湯浅アニメの真骨頂。音楽と映像表現が一体となったグルーヴ感。そして友魚を演じる森山による「お前をなんと呼べばいい!」、犬王を演じるアヴちゃんによる「実はもう決めてある!」というせりふに呼応するかのように本作のタイトル『犬王』の文字が! 同時に流れる鋭いギターサウンドから音楽を担当する大友がその個性を存分に発揮していることもはっきりとわかる。

 カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭と称され1932年に始まった世界最古の映画祭・ベネチア国際映画祭(会期:2021年9月1日〜11日)では、先鋭的な映画を発掘し、世界の新しい潮流を紹介するために2004年に新設されたオリゾンティ・コンペティション部門に選出。日本の長編アニメーションが同部門に選出されるのは初で、他部門を含めても13年の宮崎駿監督の『風立ちぬ』(第70回べネチア国際映画祭メインコンペティション部門選出)以来8年ぶり、フル3DCGアニメーションをあわせると16年の『GANTZ:O』(第73回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門選出)以来5年ぶりとなる。

 発表では「この作品は歴史上の権力に対抗するユニバーサルなドラマ性を持ち合わせた、ある種のロック・オペラだ!」と紹介された。世界中から映画ファンが集う本映画祭で、ワールド・プレミアとなる『犬王』。選出の知らせを受けた湯浅監督は「室町時代にロックな演奏で歌唱で舞で、自分の生き方を貫き、宿命的な奈落から駆け上がって行った2人。映画は見てるだけで胸が熱く、あがるものになるはずです」と熱い思いを語っている。


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