メジャーから見た侍ジャパンの選手たちの評価は?選考から漏れた「パリーグの投手」を絶賛

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2021年07月27日 10:50  AERA dot.

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写真日本ハム・上沢直之(C)朝日新聞社
日本ハム・上沢直之(C)朝日新聞社
 東京五輪に出場する侍ジャパンで投手陣のエースとして期待されるのがオリックス・山本由伸だ。巨人・菅野智之はコンディションが上がらず出場辞退、ソフトバンク・千賀滉大は4月に左足首の靱帯を痛めて故障明けにも関わらず「サプライズ選出」されたが、7月6日のロッテ戦で3回途中9安打10失点KOと本来の状態には程遠い。山本が先発、抑えでフル回転する可能性は十分にある。

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 メジャーのあるスカウトは「日本はクオリティーの高い投手がそろっているが、山本が断トツで1。今メジャーに来ても先発ローテーションで2ケタ勝利を挙げられる。まだプロ5年目の22歳だからしばらく日本でプレーするだろうけど、ポスティングシステムでの移籍が実現したら争奪戦になるだろう」と絶賛する。

 最速158キロの直球に加え、カットボール、スライダー、フォーク、カーブ、ツーシームと変化球も多彩。19年のプレミア12では山本がブルペンで投げている映像が話題になった。捕手役を務めたロッテ・田村龍弘が「カットボール、エグい」、「どえらい、山本」と称賛。ツーシームについても、「左投手のカットボールみたい」と衝撃を受けていた。投球を見守っていた稲葉篤紀監督も「唸っとる」、ソフトバンクの甲斐拓也も「真スラ、魔球やな」と驚きを隠せなかった。

「山本が先発と聞くだけで、『今日は厳しいな』と思わせるぐらいの投手に進化している。点を取る以前に安打を打つことさえも難しい。日本ハムで投げていた時のダルビッシュ有(パドレス)みたいな試合を支配する雰囲気がありますね。正直、状態が良い時は対策の打ちようがない」(他球団スコアラー)

 18年に32ホールドでセットアッパーとして頭角を現して先発転向。2ケタ勝利が一度もないのは意外だが、19年は8勝6敗、防御率1.95で最優秀防御率のタイトルを獲得し、昨年は8勝4敗、防御率2.20と抜群の安定感を誇る。今季も前半戦でいずれもリーグトップの9勝(5敗)、防御率1.82と首位を快走するチームのエースとして稼働している。投球内容も圧巻だ。4月1日のソフトバンク戦で2安打13奪三振の完封勝利を飾る。6月11日の広島戦では7回まで走者を1人も出さない完全投球。8回に連打を浴びて大記録達成はならなかったが、先発全員から自己最多を更新する15奪三振で無失点に抑えた。

 前出のメジャー球団のスカウトは、他の選手についても言及した。

「田中将大はヤンキースでの実績があるし、打者を抑える術を知り尽くしている。千賀、DeNA・山崎康晃、今回は出場を辞退したけど菅野が登板する試合はチェックしている。野手は広島・鈴木誠也、オリックス・吉田正尚。吉田はスイングが強い上に空振りをしない。ボールをコンタクトする能力が凄い。後は今回のメンバーに入っていないけど、日本ハム・上沢直之が興味深い。あの140キロ台の高速フォークは大きな武器になる。直球も手元で伸びを感じるしスケールが大きい投手。長身で手足が長いシルエットも大谷翔平(エンゼルス)に似ているしね。侍ジャパンに選ばれても不思議ではない投手だと思う」

 国際試合で見せる選手たちのパフォーマンスに、メジャー球団のスカウトたちは熱視線を送る。悲願の金メダル獲得に向け、何人のヒーローが生まれるか――。(牧忠則)

このニュースに関するつぶやき

  • スカウトの評価なんかリップサービスやぞ(笑)
    • イイネ!1
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