人種や政治の分断というテーマをフィーチャーしたパラドックス・スリラー

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2021年07月27日 11:13  ORICON NEWS

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写真パラドックス・スリラー『アンテベラム』2021年秋、全国公開 (C)2020 Lions Gate Entertainment Inc.
パラドックス・スリラー『アンテベラム』2021年秋、全国公開 (C)2020 Lions Gate Entertainment Inc.
 映画『ゲット・アウト』(2017年)、『アス』(19年)のプロデューサー、ショーン・マッキトリックが新たに放つパラドックス・スリラー『ANTEBELLUM(原題)』が、『アンテベラム』の邦題で今秋に全国公開される。

【場面写真】何かにおびえる主人公の背後から何者かが…

 本作は公私共に順風満帆の日々を送っていた主人公ヴェロニカが、突如として奈落の底に突き落とされていく様を描きながら、誰もが意表を突かれる仕掛けが用意されている。それは外界と隔絶した極限状況下に囚われているエデンという女性をめぐるアナザーストーリー。

 とある広大なプランテーションの綿花畑で重労働を強いられているエデンは、あらゆる自由を剥奪された奴隷の身だ。理不尽な罠に絡め取られてしまうヴェロニカと、軍服姿の傲慢な白人に常に監視されているエデン。なぜ彼女たちは狙われ、監視され、捕らえられてしまったのか。彼女たちを脅かす正体とは何なのか。そして、パラドックスな迷宮のごとき映像世界の果てに、あらゆる思考が吹っ飛ぶ衝撃の“真実”が待ち受けている。

 主演を務めたのは、『ムーンライト』(16年)、『ドリーム』(16年)で絶賛されたジャネール・モネイ。グラミー賞候補の常連シンガーでもある実力派女優が、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンをひとりで演じ分けた。

 人種差別問題などに関する公共広告やドキュメンタリーを製作してきた新進気鋭の監督ユニット、ジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツが脚本も手がけたオリジナル作品で、超大国アメリカを揺るがしている人種や政治の分断というテーマをこのうえなく大胆にフィーチャーし、スリラー・ジャンルの常識をも破壊する問題作を完成させた。
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