8歳を迎えたジョージ王子、寄宿学校へ入学か 苗字を持たない王族の学校でのお名前事情

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2021年07月27日 14:11  Techinsight Japan

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学校では「ジョージ・ケンブリッジ」という名前のジョージ王子(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2021年7月22日付Instagram「Turning eight(!) tomorrow」』のスクリーンショット)
現地時間22日、エリザベス女王の曾孫であるジョージ王子が8歳の誕生日を迎えた。これまで妹であり王位継承順位第4位のシャーロット王女(6)と共にロンドンの南西に位置するトーマス・バタシー校(Thomas’s Battersea)に通学してきたが、8歳の誕生日を迎えた今年、ロンドンから離れた寄宿制の学校へ新たに入学するのではないかとみられている。『The Mirror』『The Daily Star』などが伝えた。

現在ウィリアム王子夫妻の長男・ジョージ王子、長女・シャーロット王女が通うトーマス・バタシー校は、13歳までの子供達を預かる学校であり、末っ子で3歳のルイ王子はウィルコックス・ナーサリー(The Willcocks Nursery School)に通っている。しかしウィリアム王子とヘンリー王子兄弟は、かの有名なイートン校(Eaton College)へ入学する前の数年間をバークシャーのラドグルーブ校(Ludgrove School)で寄宿生活を過ごした。これらの経緯もありジョージ王子の進学先について注目が集まっているわけだが、関係者は『Daily Mail Online』にこう語った。

「(ジョージ王子の進学先については)何も決まっていることはないし、もちろんウィリアム王子夫妻は子供たちをトーマス・バタシー校に引き続き通学させるという決定をするかもしれません。ただ最近、ウィリアム王子とキャサリン妃がバークシャーエリアの学校を訪れたりしています。これが人々の噂を呼んでいるのです。」

進学先の憶測や通学風景が当たり前のようにニュースとして出回る運命にあるジョージ王子だが、父であるウィリアム王子も全く同じ道を辿ってきた。生まれた病院の階段で故ダイアナ妃の腕に抱かれてメディアの前に現れて以来、母の棺の後ろを歩いた日も、キャサリン妃との結婚までの過程もその後の生活も全て衆人環視のもとにさらされてきた。

そんなウィリアム王子に配慮して、セント・アンドリュース大学(University of St Andrews)在学時には、王子が常にメディアの注目を浴びることなく勉学に励むことができるようにすべき―とマスコミとの間に合意がなされていたという。

そのためウィリアム王子は、大学には「ウィリアム・ウェールズ」という名前で入学したが、大学生活においては平凡な名前であるスティーブ「Steve」を名乗っていた。これにより不必要な注目を浴びることなく過ごすことができていたそうだ。

ウィリアム王子が大学入学時に使用したウェールズという苗字は、ウィリアム王子の父であるチャールズ皇太子が持つ、通常次期国王に託されるウェールズ公(Prince of Wales)という称号から取ったものだという。これに倣ってケンブリッジ公爵の称号を持つウィリアム王子の息子ジョージ王子には「ジョージ・アレクサンダー・ルイ・オブ・ケンブリッジ王子(Prince George Alexander Louis of Cambridge)」という正式な名前があるが、学校へは父のケンブリッジ公爵を取ってジョージ・ケンブリッジ(George Cambridge)として入学しているという。つまりウィリアム王子もジョージ王子も学校に入学する際には、父親の称号を苗字として使用しているのだ。

同様に妹のシャーロット王女はシャーロット・ケンブリッジ(Charlotte Cambridge)、そしてまだ幼い弟ルイ王子もいずれはルイ・ケンブリッジ(Louis Cambridge)となる。

ジョージ王子の進学先として現在有望視されているラドグルーブ校があるバークシャーは、ロイヤル・カウンティと呼ばれる王室とゆかりの深い地域である。女王が現在ほとんどの時間を過ごしていると言われるウィンザー城や、ジョージ王子の大叔父であるエドワード王子とソフィー妃が住まうバグショット・パーク(Bagshot Park)もこの地にある。さらにはキャサリン妃の両親であるマイケル・ミドルトン夫妻も同じくバークシャー内に居を構えているという。

ウィリアム王子夫妻がバークシャーの寄宿学校だけではなく、夫妻の居住物件を探しているのではないかとの憶測もあったが、関係者はケンブリッジ公爵夫妻がロンドンを拠点とし続けること、そしてそれはいずれウェールズ公を継承してからも引き続きその予定であることを強調している。

この世に生を受けてすぐ、両親からはジョージ王子(Prince George)の略である「PG」という可愛らしいニックネームで呼ばれていたという王子。国民に成長の姿を見せながら、父や祖父の歩んだ道を辿り、寄宿学校で学ぶことで王位継承者としての心構えを学んでいくのだろうか。

画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2021年7月22日付Instagram「Turning eight(!) tomorrow」』『The Duke and Duchess of Cambridge 2019年9月5日付Twitter「The Duke and Duchess of Cambridge are very pleased to share a photograph of Prince George and Princess Charlotte at Kensington Palace this morning.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Aya Nezu)

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  • 英国国王は王朝は何度も変わったが,基本的に『ヨーク公爵』だ。中世の“薔薇戦争”で赤�Х�を紋章にしたランカスター家を白薔薇を紋章にしたヨーク家が破り,ヨーク公爵が国王になった。ヨークの姓はある。
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