胴上げ投手の上野由岐子「感無量です」ソフト日本代表が13年越し五輪連覇

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2021年07月27日 23:22  ベースボールキング

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ベースボールキング

ソフトボール日本代表を金メダルへ導いた上野由岐子
● アメリカ 0 − 2 日本 ○
<7月27日 横浜スタジアム>

 東京オリンピックのソフトボール日本代表が27日、横浜スタジアムで行われたアメリカとの決勝戦を制し、金メダルを獲得した。五輪におけるソフトボール競技は、日本が優勝した2008年の北京大会以来の開催。日本代表にとっては13年越しの五輪連覇となった。

 日本は大会期間中に39歳の誕生日を迎えた先発の上野由岐子が力投し、今大会では初対戦となるアメリカ打線を相手に5回まで無失点投球。6回の先頭打者に安打を許したタイミングで一時降板したが、最終回は再び上野がマウンドへ戻り3人斬り。北京大会と同じく、ソフトボール界を牽引してきた右腕が胴上げ投手となった。

 上野は試合後に「感無量です」と第一声。「途中リリーフで投げてくれた後藤がもう顔面蒼白で、いっぱいいっぱいで投げてくれたのを見て、逆に自分がやってやるんだと奮い立たせてくれたし、そのおかげで最後も気持ちを強く投げることができた」と20歳の左腕・後藤希友の存在にも言及。ニューヒロインとの完封リレーを笑顔で振り返った。

 13年ぶんの思いを込めて「もう投げられなくなるまで絶対投げてやる」と上がった五輪決勝のマウンド。2024年のパリ大会では、再びソフトボールが五輪の正式競技から外れることが決まっているが、「13年という年月を経て、最後諦めなければ夢は叶うということを沢山の方々に伝えることができた。ソフトボール競技は次回からまた外れてしまいますけど、しっかりと前に進んでいけたら良いなと思っています」と力強く語った。

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