「俺がこいつの足かせだ」杖をつく生活に愛犬は…夜廻り猫が描く散歩 人間を救い、支えてくれる動物たち

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2021年07月28日 07:00  ウィズニュース

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写真夜廻り猫が描く「散歩」
夜廻り猫が描く「散歩」

杖をつきながらのろのろと歩みを進める男性。そのそばには、1匹の犬が寄り添っていて――。「ハガネの女」「カンナさーん!」などで知られ、ツイッターで「夜廻り猫」を発表してきた漫画家の深谷かほるさんが「散歩」を描きました。

【マンガ本編はこちら】のろのろ歩きの散歩「一歩ずつ振り返って見るんだよ」犬の気持ちを通訳すると…

リハビリ中でのろのろ歩き、それでも…
コツ……コツ……コツ……犬を連れた男性が、杖をつきながら一歩ずつゆっくりと歩みを進めていきます。
夜の街を回っていた猫の遠藤平蔵は、涙の匂いに気づき、男性に声をかけます。「そこなおまいさん、いかがなさった?泣いておられるな 心で」

男性は「リハビリ中でさ こんなのろのろ歩きしかできなくなったら、一歩ごとにこいつが振り返って見るんだよ」と打ち明けます。
「前みたいにさっさと歩かせてやりたい 俺がこいつの足枷(かせ)だ」

そこで遠藤は、犬に向かって「お散歩はいかがですか?」と問いかけます。すると、ひとこと「フガッ」と鳴きます。
遠藤が男性に「通訳します 『とーてもたのしい』そうです」と伝えると、犬はしっぽを振って飼い主を見上げるのでした。

「家族の一員」の動物が持つ愛情
猫や犬が登場するマンガを描き続けている深谷さんは、2018年に永眠した黒猫のマリや、ツイッターにもしばしば登場する「すばる」など、過去に何度か猫を飼っています。
家族のような存在のコンパニオンアニマル(伴侶動物)。飼うたびに「動物は家族を好きになってくれるんだなぁ」と感動するといいます。

「『食べ物をくれる相手だからなつく』というだけではないんです。『家族が病気になると自分もフードを食べなくなる』……そんな愛情を持ってくれるんです」と話します。
「人間はそういう動物に救われ、支えられます。私はそんな犬や猫を尊敬しています」

マンガ「夜廻り猫」
猫の遠藤平蔵が、心で泣いている人や動物たちの匂いをキャッチし、話を聞くマンガ「夜廻(まわ)り猫」。
泣いているひとたちは、病気を抱えていたり、離婚したばかりだったり、新しい家族にどう溶け込んでいいか分からなかったり、幸せを分けてあげられないと悩んでいたり…。
そんな悩みに、遠藤たちはそっと寄り添います。遠藤とともに夜廻りするのは、片目の子猫「重郎」。ツイッター上では、「遠藤、自分のところにも来てほしい」といった声が寄せられ、人気が広がっています。
     ◇
深谷かほる(ふかや・かおる) 漫画家。1962年、福島生まれ。代表作に「ハガネの女」「エデンの東北」など。2015年10月から、ツイッター(@fukaya91)で漫画「夜廻り猫」を発表し始めた。第21回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞、単行本7巻(講談社)が2020年12月23日に発売された。

このニュースに関するつぶやき

  • 僅かながら障害者福祉に関わった者ですが。個人的に「障害者から教わる事が多い」と言う人間は生理的に受け付けません。動物も同じです。
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