ソフトバンクのアピール合戦続く　リチャード「一軍に食らいつく」

○ ソフトバンク 5x− 4 DeNA ●
＜7月28日　PayPayドーム＞

　ソフトバンクが9回押し出しでサヨナラ勝ち。前日の同カードに続いて、この試合でも後半戦の活躍が期待される“新戦力”のアピールが光った。

　まず魅せたのは前日に実戦デビューを果たした新助っ人のダリエル・アルバレス。前日同様に「2番・左翼」でスタメン出場すると、初回に相手右腕・ロメロの初球を中前へ弾き返し、5回の第3打席は浮いた変化球を中前へ。左腕・坂本から2安打を放った前夜に続き、2試合連続のマルチヒットを放った。

　3回には2試合連続で「4番・三塁」で起用されたリチャードが一時逆転となる2ラン放ち2試合連続打点をマーク。「少し詰まってしまいましたが、押し込むことが出来たと思います」と、ロメロのスライダーをバックスクリーンぎりぎりに放り込んだ。

　今季はウエスタン・リーグトップの10本塁打・45打点と自慢のパワーでアピールしているが、ここまで一軍出場なし。「エキシビションですけど一軍になんとしてでも食らいつくように頑張るので、応援よろしくおねがいします」と、一軍デビューへの思いを滲ませた。

　また、「3番・指名打者」の真砂勇介が2本の二塁打を放ち4打数2安打1死球、「7番・中堅」の谷川原健太が試合を振り出しに戻す特大ソロを放ち勝利に貢献。谷川原は「初ホームランのときは無観客だったので、こうしてお客さんの前で打つことができてよかった」と胸を張った。