「スリップノット」元ドラマーが46歳で急死 ミュージシャンから追悼メッセージ続々

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2021年07月29日 13:01  Techinsight Japan

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「スリップノット」の元ドラマー、ジョーイ・ジョーディソンが死去(画像は『sinsaenum 2021年7月27日付Instagram「Crushed beyond words.」』のスクリーンショット)
米バンド「スリップノット」の元ドラマー、ジョーイ・ジョーディソンが現地時間26日に逝去した。46歳だった。死因は明らかになっておらず、家族は「就寝中に息を引き取った」と発表している。ジョーイの突然の死に、SNSではスリップノットのメンバーやミュージシャンらが追悼の意を表した。

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ジョーイ・ジョーディソンの家族は声明を発表し、「ジョーイが亡くなったことで私達の心は空っぽになり、なんとも言えない悲しみに包まれている。ジョーイを知る人達は、彼の機転が利いたウィットや穏やかな性格、大らかな心、そして家族と音楽への愛を理解している。困難な時期であるため、家族のプライベートと平和を尊重してくれるよう願います」と述べた。

ジョーイは米アイオワ州を拠点とするヘヴィメタルバンド「ペールワンズ(Pale Ones)」のメンバーとして活動、のちにバンド名は「メルド(Meld)」に変わり、その後ジョーイが提案した「スリップノット」という名に変更した。

数年後にはバンドメンバーが9人に拡大、グロテスクなマスクを被り、メタルとラップの攻撃性を融合させた音楽はニューメタルの爆発的人気の先駆けとなった。1999年にはセルフタイトルのデビューアルバムがダブルプラチナムを獲得、ジョーイが叩き出す激しいリズムはバンドの成功に重要な役割を果たした。

ジョーイはバンドのベーシストだった故ポール・グレイと共に、グループのソングライティングにおいて中心的な存在だった。

2013年には「スリップノット」を脱退したが、2016年に「Metal Hammer Golden Gods Awards」授賞式のステージで、脱退は神経系疾患を患っていたことが原因だったと告白。「これ以上のプレイはできなかった。ジムに通い、打ち勝つためにセラピーを再開している」と明かしていた。

脱退後には「シンセイナム」などいくつかのバンドでの活動や、レコーディングへのゲスト参加を行っていた。


ジョーイの突然の死を偲び、SNSでは彼のバンドメンバーやミュージシャン達が続々と追悼メッセージをアップしている。

「スリップノット」のコリィ・テイラー、ジム・ルート、ショーン・“クラウン”・クラハンは、それぞれのSNSで真っ黒な画像を公開した。また「シンセイナム」の公式Instagramは「言葉で言い表せないほどの衝撃を受けた。永遠に愛している、ブラザー」と記している。

米メタルバンド「メタリカ」はジョーイと共演時の写真に「RIPブラザー」との言葉を添えたほか、「トリヴィアム」のアレックス・ベントは「言葉がない。彼はインスピレーションなんてもんじゃない。数えきれないほどの時間を費やし、ドラムキットの背後にある全ての動きを研究したんだ。ジョーイには本当に感謝しているし、彼の影響なしに俺が今この場所に居ることは想像できない。RIP」と綴った。


英ロックバンド「スカンク・アナンシー」のスキンは、「私達が一緒に演奏した中で、最も獰猛で楽しいバンドのひとつ。本当に素晴らしいドラマー。ロックはまたひとつ伝説を失った」と悲しみを伝えた。

画像は『sinsaenum 2021年7月27日付Instagram「Crushed beyond words.」』『Joey Jordison 2018年10月5日付Instagram「#Repost @sinsaenum Tomorrow : Warsaw @ Proxima.」』『Metallica 2021年7月27日付Instagram「R.I.P. brother...」』『Alex Bent 2021年7月27日付Twitter「I don’t have words, to call him an inspiration would be an understatement.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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  • ファーストから凄かった。Sicでのドラムが全ての始まりだったよ。
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