ロールスロイス初のSUVに試乗 4700万円の「魔法の絨毯」を運転する緊張感 総額5億円?の車が並ぶイベント潜入

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2021年07月30日 20:30  まいどなニュース

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写真新型ゴーストの他ロールス・ロイスが大集合
新型ゴーストの他ロールス・ロイスが大集合

ロールス・ロイスといえば、自分で運転しないショーファードリブンとしてトップに君臨している自動車メーカー。そんなロールス・ロイスの試乗や特別に用意された料理も振る舞われるイベントがあるとのことで、さっそく行ってきました。

【写真】試乗したロールス・ロイス初のSUVカリナン

2日間限定の「CELEBRATE CORNES」

ロールス・ロイスのイベントとして今回初めて開催したのがポップアップカフェ「CELEBRATE CORNES」です。コーンズ・モータース株式会社が運営する、ロールス・ロイス正規販売代理店である「ロールス・ロイス・モーターカーズ東京」が、オンライン開催された“ディーラーカンファレンス”において、3部門を受賞。その記念として、竹芝・日の出桟橋にあるCafé & Restaurant「Beside Seaside」で、7月3日、4日の2日間限り限定で開催したのです。

ちなみにコーンズは、ロールス・ロイスの他にもベントレーやフェラーリ、ランボルギーニの4ブランドの正規販売代理店であり創業は1861年という老舗企業です。

「CELEBRATE CORNES」の内容としては、新型「ロールス・ロイス ゴースト」をはじめ計7モデルの試乗会や特選認定中古車の展示、ロールス・ロイスのコーポレートカラーであるパープルを取り入れたスペシャルメニューなどが振る舞われました。完全予約制でコロナ対策として時間をずらしたため、参加者は同時間帯では5組ほど。ちなみに、今回のイベントに並ぶ試乗車、中古車をまとめると総額5億円は超えるでしょう。

試乗なのに自分では運転しないオーナーがいるのもロールス・ロイスならでは

ロールス・ロイス・モーターカーズ東京の担当者によると、ロールス・ロイスのオーナーは、どういう仕事をしているのかわからない人が多いそうです。平均年齢は55歳ほどで、30代、女性オーナーも増えているそうです。

また今回参加されているお客さまの3割程度はロールス・ロイスオーナーで、他はフェラーリやランボルギーニのオーナーだったりするそうです。ロールス・ロイスのオーナーは他にもクルマを数台所有しているのが普通で、TPOに合わせて乗るクルマを使い分けています。

ロールス・ロイスのオーナーは自身で運転する人が増えてきてはいるものの、運転手を雇い後席利用も多いため、試乗のときには運転手を連れてきてオーナー自身は後席で乗り心地や使い勝手を確かめる人もいるのだとか。こういったところは他のブランドではない特徴ですね。

オプションで人気なのが定番のサンルーフと、ルーフに何百もの光ファイバーライトを使用して星や流れ星をランダムに出現させるスターライト・ヘッドライニングだそうです。オプション料金は180万円ほどで、これは走行中に後席の人のみが楽しめるショーファードリブンならでは。

今回試乗したのは、ロールス・ロイス初のSUVモデル「Cullinan(カリナン)」というモデル。車両本体価格は4085万円(税込)ですが、オプションを入れると4700万円ほどだというので、SUVとしてはもっとも高価なクルマでしょう。

簡単にスペックを紹介すると全長5340mm、全幅2000mm、全高1835mmでオールアルミボディですが車両重量2750kg〜2850kgと、これだけでもかなりの規格外のサイズ。さらにエンジンはV型12気筒で6748cc、最高出力571ps/5000rpmで最高速度は250km/h。4輪駆動なので最低地上高も高く、深い雪でも砂地でも走行できます。さすがにカリナンで川を渡る人はなかなかいないとは思いますが、最大渡河水深は540mmと超高級SUVの中でも最大を誇ります。

特徴的なのが前後のドアが観音開きタイプを採用しているところでしょう。ショーファードリブンの場合は後席優先で設計されているため、当然、後席の乗り降りのしやすさが大事なのです。それと後席のドアには傘もしっかり収納されていました。

後席の居心地の良さは他車を寄せ付けないものがあるのでしょうけれども、カリナンはロールス・ロイスの中でも自分で運転するドライバーズカーでもあるので、今回の試乗ではハンドルを握ってみました。まずエンジンをかけてみるとその静粛性に驚きます。振動もほとんどないためエンジンがかかっているのかすらわからないほどです。

カリナンはドライバーズカーだけれどもやっぱり後席がいい理由

実際に道路を走らせてみるとロールス・ロイスの代名詞でもある「魔法の絨毯」の意味がわかりました。ソフトな乗り心地で路面の凹凸を上手く吸収してくれるため運転のストレスを感じません。アクセルを踏み込んでもスムーズな加速で、電子制御8速ATの変速ショックもほとんどありません。それに重量があるものの軽やかなハンドリングで取り回しも想像していたものと違って驚きます。

運転して感じたのが、万が一事故ったときでも乗員は大丈夫という絶対的な安心感。ただ、それ以上に、ぶつけてはいけない、傷つけてはいけないという緊張感もあり試乗だけでもちょっと疲れてしまいました。自分で運転するよりも運転手を雇って後席でいるほうがいいかなとも思いましたが、それはごく限られた人だけができることですね。

ボディサイズが大きく、車幅が2メートルあるため狭い道路では気を遣いますし、駐車する場所も限定されます。そもそも路駐や立体駐車するようなクルマではなく、運転手に路上で待機してもらうような使い方をするのでしょう。実際の燃費は3〜4km/Lとのことですが、燃料代を考えて乗るクルマでもありません。

異次元の試乗が終わりこの日のために特別に用意された特別メニューを頂きました。プレートにキレイに盛られているのは「ミニバーガー」「こだわりトマトのカプレーゼ」「ビーツで作ったポテトサラダのミニタルト」「紫キャベツのカナッペ」の4種。ここでもコーポレートカラーのパープルにこだわり金粉が振りかけられていました。

ドリンクは「Beside Seaside」の人気メニューである、果汁搾り機のカジュッタで作った「ピンクグレープフルーツ&カルピス」。この日のためにロールス・ロイスの「R」のロゴが焼印されていました。グレープフルーツの中身だけをキレイにくり抜いてあり、フレッシュ果汁を美味しく飲めました。

さらに店内には2022年末に千葉県南房総市でオープン予定のプライベートサーキット「MAGARIGAWA」のジオラマ展示もありました。会員権は2500万円で、ヘリポートもあるためヘリコプターでサーキットまで行くことも可能です。

ジオラマの横には本格的なレーシングシミュレーションソフト「ASSETTO CORSA」をプラットフォームにした、ドライビングシミュレーターもありました。ロールス・ロイスの各モデルを選択して走れるため、フラッグシップモデルのロールス・ロイス ファントムでサーキット走行を全開アタックしました。高低差があるコースはブラインドコーナーもあったためコースアウトしてしまい、5680万円を全損させてしまいました(ゲームでの話)。リアルでは怖くて運転できませんね。

非日常が体験できたコーンズのイベントでしたが、東京と大阪にあるショールームではロールス・ロイスの試乗もできますので、購入を検討されている方は一度乗ってみてはいかが?

(まいどなニュース特約・鈴木 博之)

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