行方不明だった愛猫の訃報が届き火葬するも、9か月後に発見の知らせ 「他人の猫を火葬してしまった」(カナダ)

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2021年07月31日 06:11  Techinsight Japan

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写真火葬したはずの愛猫が戻ってきて、飼い主は仰天(画像は『980 CJME 2021年7月20日付「Back from the dead: Cat comes back 9 months after woman cremates it」(Desiree Hobbins)』のスクリーンショット)
火葬したはずの愛猫が戻ってきて、飼い主は仰天(画像は『980 CJME 2021年7月20日付「Back from the dead: Cat comes back 9 months after woman cremates it」(Desiree Hobbins)』のスクリーンショット)
昨年9月、行方不明になった愛猫を探していた飼い主に訃報が届いた。突然の愛猫の死に気持ちが追いつかなかった飼い主だが、周囲の助けを借りて乗り越えていった。それから約9か月が経ち新しい猫を迎えて再スタートを切った矢先、愛猫の亡骸を確認して火葬までしていた飼い主に「あなたの猫がうちにいます」と保護団体から連絡が届いたという。事の顛末を『980 CJME』などが伝えている。

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カナダ南部サスカチュワン州サスカトゥーン市在住のデジレー・ハビンズさん(Desiree Hobbins、26)は昨年9月に旅行から帰ってくると、茶トラの愛猫“ツェッペリン(Zeppelin)”が見当たらないことに気付いた。

ツェッピー(Zeppy)と呼んで可愛がっていた愛猫は、デジレーさんがグレード12(高校3年生)の時から一緒だったという。

「迷い猫ポスターを作って貼り出し、近所の人にも声をかけました。昼休みには仕事場から自宅に戻り、ツェッピーを探し続けました」と話すデジレーさんは、Facebookにも投稿して懸命に捜索を続けていた。

「どうか無事であってほしい」と願っていたデジレーさんのもとに、悪い知らせが届いた。

同地域の迷子ペットを探す団体「Regina Lost and Found Pets」が同市内のウィニペグ通り北部で死んでいる猫がいたと情報を公開し、デジレーさんの友人がこれを目にした。

友人たちがデジレーさんの代わりに本当にツェッピーかどうかを確認しに行くと、「たくさんの写真を見比べて、ツェッピーの特徴がほとんど一致したの。残念だけどこの子はツェッピーだと思う」とデジレーさんに伝えた。

その後、ベルベットのドレスに包まれて箱に入れられた動かないツェッピーと悲しい対面をしたデジレーさんは「猫の姿を見て、すぐにツェッピーだと分かりました」と当時を振り返っており、辛すぎる事実を受け入れざるを得なかった。

ツェッピーの亡骸を一時的に預かっていたアニマルシェルター「レジャイナ・ヒュメイン・ソサイエティ(Regina Humane Society)」のスタッフからツェッピーをどうしたいか尋ねられたデジレーさんは、その場で財布から300カナダドル(約2万6千円)を取り出し、火葬をお願いした。

デジレーさんは「信じられませんでした。人生で最も辛い出来事3つのうちの1つに入るほど悲しかったです」と話しており、長年一緒に過ごしてきた愛猫を亡くした喪失感はあまりにも大きかった。これを乗り越えるため、デジレーさんはツェッピーに捧げる歌まで作ったという。


ツェッピーの遺灰を近くにあるハイキングコース、ワスカーナ・トレイルズに散骨したというデジレーさんは「私はただ自分の人生を続けようとしました。恋人がツェッピーの顔が入ったマグカップを作ってくれ、友人たちはツェッピーの写真を写真立てに入れてリビングに飾ってくれました」と明かす。

周囲の人の助けを得てなんとか悲しみを乗り越えていったデジレーさんは、今年1月には新しく“マグノリア(Magnolia)”と名付けた子猫を飼い始め、ツェッピーを失った寂しさを埋めていった。

ところがマグノリアとの生活に慣れ始めた今年5月、同地域の猫保護団体「レジャイナ・キャット・レスキュー(Regina Cat Rescue)」からInstagramを通してメッセージが届いた。

「デジレーさん、あなたのお友達がここにいると思うのですが…」と書かれたメッセージとともに写真が届き、そこには間違いなくツェッピーの姿が写っていたのだ。「まさか! ツェッピーは火葬したのですよ!?」と驚くデジレーさんに連絡した同団体のスタッフは「埋め込まれていたマイクロチップを確認したので間違いないです」とはっきり伝えた。

デジレーさんはアニマルシェルターでツェッピーの亡骸と対面した際、マイクロチップの確認をスタッフにお願いしたが実際には行われていなかったという。

デジレーさんは当時かなり取り乱していて冷静な状態ではなかったことに加え、友人らからも「これはツェッピーだよ」と言われてその猫がツェッピーだと思い込み、マイクロチップをスキャンしたのかどうかを最終的に確認していなかったのだ。デジレーさん自身も耳にツェッピーと同じ模様が入っているのを確認していたので、疑う余地もなかったそうだ。

本物のツェッピーは昨年11月の寒い朝、同じ市内に住むフィリス・ベイカーさん(Phyllis Baker)の家に訪れていた。

フィリスさんは「いつものように外へゴミ捨てに行くと、ゴミ袋が破けてフェンスの向こうへ食べ物が引きずり出されていたんです。それでドッグフードと水を近くに置いておくと翌朝にはドッグフードが減り、水はキレイに無くなっていたんです」と当時を振り返る。

その後すぐに雪が降り始めると、そこには猫の足跡がくっきりと残っていたという。これから迎える厳しい冬を越せるか心配したフィリスさんは、レジャイナ・キャット・レスキューに連絡して野良猫用のキャットハウスを購入したいと連絡した。

そしてフカフカのベッドやカーテン付きの小さな窓も取り付けられた発泡スチロール製のキャットハウスが届くと、フィリスさんは早速中に食べ物や飲み物を置き、24時間監視カメラを設置して待機した。

すると寒さが厳しくなってきた1月頃、そのキャットハウスに猫が初めて姿を現したという。それがツェッピーだった。その後カメラは動かなくなってしまったそうだが、ツェッピーは毎晩のように訪れた。

「最初は私のことを怖がっていましたが、徐々に姿を見せてくれるようになりました。そのうち私が撫でると、すり寄ってくれるようにもなりましたね。時々は外でケンカをしてきたようで足を引きずり、血を流して帰ってくることもありました。」


時が流れて今年5月、優しくツェッピーを見守っていたフィリスさんから「夏の間は別の場所で生活をするので、この猫の面倒を見ることができない」とレジャイナ・キャット・レスキューが連絡を受け、保護したという。その際にマイクロチップをスキャンしたところ、デジレーさんの情報が出てきたので連絡をしたのだった。

デジレーさんは「あまり聞こえは良くないかもしれませんが、私は一度ツェッピーの死を嘆き、喪に服したのです。ツェッピーは街での生活で少し鍛えられたようで、今までとは雰囲気が違うようでした」とツェッピーに違和感があることを話しており、現在はツェッピーを自分の家ではなく母親の住む家で面倒をみてもらっているそうだ。

「私は他人の猫を火葬してしまったのです。この猫の飼い主は自分の猫に何があったのか知らずに今も過ごしていて、本当の意味での終わりを迎えることはできないのです。火葬してしまった猫とは良い別れができたと思っていますが、申し訳ないとも思っています。しかし新しい家を見つけたとか、どんな話でも想像することはできると思います。」

そのように今でも罪悪感があると話すデジレーさんは、レジャイナ・ヒュメイン・ソサイエティに連絡してマイクロチップを確認するなどもっとチェックをすべきだったと感じており、同じ悲劇が繰り返されないように今回の件を報告したという。

画像は『980 CJME 2021年7月20日付「Back from the dead: Cat comes back 9 months after woman cremates it」(Desiree Hobbins)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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