五輪ベスト4進出のサッカー日本代表 強豪国の敗退続出も「妥当な結果」と冷ややかな声

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2021年07月31日 18:00  AERA dot.

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写真フランス戦で先制点を決めた久保建英(C)朝日新聞社
フランス戦で先制点を決めた久保建英(C)朝日新聞社
 男子サッカーU−24日本代表が強い。混戦が予想されたグループAで、初戦のU−24南アフリカ代表に1−0で白星発進。2戦目の優勝候補・U−24メキシコ代表を2−1で撃破すると、U−24フランス代表にも4−0で圧勝した。3連勝でリーグ突破したのは、出場国で日本のみだった。

 準々決勝が7月31日に行われ、日本代表とU−24ニュージーランド代表が対戦。延長戦でも互いにゴールは生まれず、日本がPKを連続して成功させ、PK戦を制してベスト4に進出した。準決勝は8月3日に行われ、日本はU−24スペイン代表と対戦する。

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「吉田麻也、遠藤航、酒井宏樹のオーバーエイジの3人の存在が大きいです。エジプトもディフェンスが良いチームですが、強固な守備は日本が今大会1ではないでしょうか。久保建英、堂安律、上田綺世、林大地など攻撃陣も前線から走り続けて相手にプレッシャーをかけている。守備に対する高い意識が強さの源になっています。足元の技術が高いし、スピードのある選手がそろっている。金メダルを獲得しても決して不思議ではないし、できる力を持っているチームだと思います」(スポーツ紙サッカー担当記者)

 ベスト8に勝ち上がったチームの顔ぶれを見ると意外に感じるかもしれない。日本、メキシコ、韓国、ニュージーランド、スペイン、エジプト、ブラジル、コートジボワールの8カ国。強豪のフランス、ドイツ、アルゼンチンが姿を消した。番狂わせに見えるが、欧州駐在の通信員は「妥当な結果だと思います」と断じる。

「フランス、ドイツ、アルゼンチンのメンバーを見ると実質2軍です。サッカーのカレンダーを見ると、ユーロや南米選手権を終えて本来なら休暇の時期なんです。各国の主軸として期待されたスター選手がメンバーから外れたのは水面下で代表の招集を断ったり、疲労や故障のリスクを懸念してクラブから出場許可が得られなかった。五輪はFIFAの国際大会のように代表に拘束力があるわけではない。南米や欧州ではサッカーの大会で五輪の位置づけは低く、本気度は高くありません。あと勝ち上がったチームを見ると、きっちり準備をして、徹底的に分析した上で相手の良さを消している。勢いや運ではなく、実力で勝ち上がってきたと思います」

 1998年に日本代表がフランスW杯に初出場して23年の月日が経つ。海外のクラブで主力として活躍する選手が増え、強豪国と対戦しても全く物怖じしなくなった。久保はバルセロナのカンテラ(下部組織)で10歳から4年間プレーしている。海外でプレーすることが日常になっているため、国際試合でも自信を持ってプレーしている。

「ニュージーランドは守備を固めて、セットプレーやカウンターで得点を狙ってきた。堂安、久保は徹底マークされ、思うように動けなかった。今後は膠着した状態になった時は途中交代で出場する選手が重要になる。緩急を生かしたドリブルでサイドを切り裂く三苫薫、爆発的なスピードで相手を置き去りにする前田大然がカギを握るのではないでしょうか」(同前)

 久保、堂安が攻撃を組み立てているが、三苫や前田もクラブでその力を証明している。レギュラーで活躍してもおかしくないアタッカーだ。1発勝負のトーナメントを勝ち抜き、新たなスターが生まれるか。
(安西憲春)

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  • 負けたら終わりのトーナメント戦に打ち勝つメンタルと戦術を、一戦一戦がんばってね( `ー´)ノ前半終了で、0対0.
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