水清ければ、牡蠣育たず... 広島の生産者が「水質改善」に悩み→救いの手になるのは「鶏のフン」?

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2021年07月31日 21:00  Jタウンネット

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写真広島のカキが育たない...?(画像はイメージ)
広島のカキが育たない...?(画像はイメージ)

[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2021年7月21日放送の「地球派宣言」のコーナーでは、これまで廃棄処分されていた鶏のフンを再利用し、海の肥料として活用する新たな取り組みを取り上げていました。

広島の牡蠣の水揚げ量は、全国1位を誇ります。しかし、生産者たちはいま頭を悩ませています。

カキ養殖を行う森尾水産(東広島市)の森尾龍也さんは「冬場のシーズン初めの身入りの悪さが目立ってきた。貧栄養価が進んで、餌となるプランクトンがだんだん少なくなっている状態です」と話します。

いったい瀬戸内海に何が起きているのでしょうか。

「赤潮」抑えるための規制が...

実は牡蠣が育たない理由は、海がきれいになりすぎたこと。

広島のカキが育たない...?(画像はイメージ)
広島のカキが育たない...?(画像はイメージ)

高度経済成長期に増えた、工場や生活排水による赤潮の発生を抑えるため、国はその原因となる栄養塩などの排出量に上限を設け規制してきました。

それにより水質が大きく改善された一方で、海の生物が生きるのに必要なリンや窒素の濃度が下がり、牡蠣などの魚介類に影響を及ぼしてしまったのです。

この海の「貧栄養化問題」を解決するために、広島大学と福岡県のトリゼンオーシャンズが新たな肥料を開発しました。

廃棄物として処理されてきた鶏のフンを原料とした水産用の有機肥料です。

鶏のフンで海を元気に(画像はイメージ)
鶏のフンで海を元気に(画像はイメージ)

独自のバイオ技術により発酵させることで臭いや菌を取り除くことに成功。海を汚さず栄養分を与える環境商品として期待を集めています。

広島大学統合生命科学研究科の山本民次名誉教授は「海の豊かさを守るには、シンク・グローバリー、アクト・ローカリーが大事。世界全体を考え、ローカルで活動する。自分の身の回りから良くしていくことが必要じゃないかなと思います」と話します。

鶏のフンが海で使える肥料になるとはすごい発見ですね。

(ライター:momiji)

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