ハミルトンが通算101回目のポール獲得。フェルスタッペン3番手、角田はQ1敗退16番手【予選レポート/F1第11戦】

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2021年07月31日 23:50  AUTOSPORT web

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2021年F1第11戦ハンガリーGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
7月31日現地時間15時、第11戦ハンガリーGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

 心配された雨は降らず、好天の下で気温は29度、路面温度は59度という暑いコンディション。FP3でクラッシュを喫したミック・シューマッハー(ハース)はギヤボックス交換が必要なダメージを負っており最後尾グリッドが決まったこともあり、マシン修復が間に合わないと判断して予選出走を断念している。

 Q1では角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が先頭でコースイン。金曜のクラッシュで走行時間を大幅に失った角田はダブルクールダウンラップを挟みながら連続でアタックしていく。

 各車ともソフトタイヤで臨んだ1回目のアタックでまずはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が1分16秒214のトップタイムを記録し、ハミルトンが0.210秒差の2番手、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が0.396秒差の3番手に続き、4番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)、5番手にピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がつけセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は1.019秒差の9番手に留まった。角田は計測2周目でトラフィックに引っかかりノックアウトゾーンの16番手でアルファロメオ勢の後塵を拝する。

 残り3分で6番手ランド・ノリス(マクラーレン)と11番手ランス・ストロール(アストンマーティン)以下の各車が2回目のランに向かい、メルセデスAMG勢は中古のソフトで確認走行を行う。

 ここで各車がタイムアップを果たすなか、角田は0.2秒しかタイムを伸ばすことができず16番手でQ1敗退となった。17番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、18番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、19番手ニキータ・マゼピン(ハース)もQ1敗退となっている。

 Q2では気温が29.6度、路面温度が60.9度まで達するなかでセッション開始。

 メルセデスAMG勢、レッドブル勢は決勝のスタートタイヤを見据えてミディアムタイヤを履いてコースインをする。それ以外の中団勢はソフトタイヤを履いてアタックに臨む。

 ここでハミルトンが1分16秒553のトップタイムを記録し、フェルスタッペン、ボッタス、ペレスと続くが、路面の向上とソフトタイヤのグリップもあって中団勢が次々にタイムアップ。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、4番手にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が入り、残り6分40秒の時点でサインツが最終コーナーでリヤが流れてスライドし真横からタイヤバリアにクラッシュ。これでセッションは残り6分40秒の時点で赤旗中断となり、サインツは15番手でQ2敗退となった。

 セッションは15時41分に再開となり、残り3分45秒で各車がコースイン。ハミルトンとフェルスタッペンはソフトタイヤでQ3に向けた偵察走行を行い、7番手ボッタスはミディアム、8番手ペレスはソフトでQ2突破を目指す。それ以外のマシンはすべて新品ソフトを履く。

 ボッタスはフェルスタッペンを上回る2番手タイムを記録してミディアムでのQ2突破を決めスタートタイヤをミディアムとする。

 ここでソフトタイヤのフェルスタッペンは1分15秒650のトップタイムを記録し、決勝のスタートタイヤをソフトとする。この結果、Q3進出勢のなかではメルセデスAMG勢だけがミディアムスタートとなった。

 中団グループでは各車ともタイムを更新するなか、ダニエル・リカルド(マクラーレン)が11番手、ストロールが12番手、キミ・ライコネン(アルファロメオ)が13番手、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が14番手でQ2敗退となった。

 Q3は15時56分に開始。気温は29.4度、路面温度は59.1度とやや低くなった。

 1回目のランはノリスだけが中古ソフトでそれ以外の8台は新品ソフトを履いてコースイン。新品が1セットしか残っていないセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)はコースインせず待機し、他車とシークエンスをズラしてタイムアタックを行う。

 1回目のアタックではハミルトンが全セクターでベストを刻んで1分15秒419のトップタイム。ボッタスも0.315秒差の2番手に続き、グリップがなかったというフェルスタッペンは0.565秒差の3番手、ペレスは1.002秒差の4番手となった。

 セッション中盤で単独アタックを行ったベッテルはこの時点でアロンソと中古ソフトのノリスを上回って8番手。

 残り3分を切ったところで9台が最後のアタックへと向かう。レッドブル勢はメルセデスAMG勢の後方でのコースインとなり、アウトラップでペースの遅いメルセデスAMG勢に引っかかるようなかたちになる。ハミルトンは残り5秒で最終アタックへ入り、フェルスタッペンは前とのギャップがギリギリの状態でなんとかチェッカー前にアタックへ。最後尾だったペレスは最終アタックに入ることができなかった。

 ここで各車はタイム更新ができず、ポールポジションはハミルトン、2番手ボッタス、3番手フェルスタッペンは変わらず。ペレスもなんとか4番手を守り、5番手ガスリー、6番手ノリス、7番手ルクレール、8番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、9番手アロンソ、10番手ベッテルという予選結果となった。

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  • 路面温度が高いせいかあまりタイムが伸びない。路面温度が高くてタイヤ温度を上げる必要がないので、アウトラップをノロノロ走って駆け引き。
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