驚くほどなめらか! 「たっぷり野菜」と「オリーブオイル」で作る、とろける野菜レシピ【つくってみた】

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2021年08月01日 11:11  ダ・ヴィンチニュース

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写真『オリーブオイルで とろけるやわらか野菜』(朝田今日子/文藝春秋)
『オリーブオイルで とろけるやわらか野菜』(朝田今日子/文藝春秋)

 成人1人あたりの1日の野菜摂取目標は、350g。TVやネット、本などで耳にすることも多いため、この数値を知っている人も多いはずだ。しかし、日本人の野菜の平均摂取量は、約290gとこの目標に届いていない。実際、筆者も350gは摂れていないように思う。でも、そうはいってもなかなかこの量を毎日は……。

『オリーブオイルで とろけるやわらか野菜』(朝田今日子/文藝春秋)は、そんな筆者のような野菜不足を感じている人にぴったりのレシピ本。著者である朝田今日子さんは、東京の阿佐ヶ谷で20年以上もオリーブオイル専門店「ブオーノイタリア」を営んでいるオリーブオイルのプロ。オリーブオイルの名産地であるウンブリア州に暮らしていた際、本書の調理法で料理した野菜に出会い、そのおいしさに魅了された結果13キロも体重を減らすことに成功したそう。帰国後、45歳になった今でもその体重をキープしているというから驚きだ。

 そんな朝田さんが教えるオリーブオイルと野菜のレシピ。野菜料理は、煮込み料理など一部を除けば食感を残したほうがおいしいイメージがあったが、その真逆をいくとは非常に気になる。早速、実際に作って食べてみることにした。

「ほうれん草のオリーブオイル炒め」(P.10〜P.11)

ほうれん草のオリーブオイル炒め

 1つめは、「ほうれん草のオリーブオイル炒め」。フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で炒め、根を取り除いて半分に切ったほうれん草を加えて塩をふる。ふたをして弱火のまま野菜から出る水分で蒸らし炒め、ふたを開けて塩をふってさっと混ぜ、再びふたをして弱火で20分加熱する。あとはふたをとって中火で5分ほど水分を飛ばせば完成。器に盛りつけ、最後に削ったパルミジャーノチーズを散らす。

 ほうれん草を塩とオリーブオイルとにんにくでひたすら蒸し炒めるだけというとてつもなくシンプルなこの料理、作りながら「こしょうも入れたい」「火を強くすれば5分くらいでできるのに」と思っていたが、食べてみるとこのレシピで作る魅力がわかる。柔らかくとろっとした舌ざわりに、塩の効果でより強く感じられるほうれん草そのもののしっかりとした味、そこに加わるパルミジャーノのミルキーな塩気とにんにくの風味が絶妙で、あっという間に食べきってしまった。

「カリフラワーのクリームスープ」(P.78〜P.79)

カリフラワーのクリームスープ

 2つめは「カリフラワーのクリームスープ」。鍋にカリフラワーとじゃがいも、オリーブオイル、塩、水を入れ、ふたをして、途中で少しずつ水を足しながら弱火で30分ほど煮る。指でつぶれるくらいに柔らかくなったらブレンダーにかけ、鍋に戻してひと煮立ちさせれば完成。器によそい、好みでナツメグとオリーブオイルをかける。

 カリフラワーというと、独特の歯ざわりで好き嫌いが分かれる食材という認識が強かったが、こうしてブレンダーにかけてポタージュ風にすることで驚くほどなめらかでクリーミーなスープに仕上がった。牛乳やバター、小麦粉などは一切使っていないのに、まるでホワイトソースのような舌ざわりだ。味もクセはなく、子どもから大人までおいしく食べられそうな味。最後にかけたナツメグのスパイシーなアクセントが味を引き締めてくれている。おいしい……!

 どちらの料理も、野菜だけでもこんなになめらかでクリーミーなおいしさに仕上げられるのか! と、思わずいろんな食材で試してみたくなる特別な味わい。カリフラワーのスープは、味付けを工夫すればホワイトソース代わりにも使えそうだと感じた。この2品のほかにも、「じゃがいものローズマリー焼き」や「トロナスのグリル」「カリフラワーのアンチョビ炒め」などまだまだ作ってみたい料理が満載!

 この『オリーブオイルで とろけるやわらか野菜』のレシピをうまく活用すれば、1日の野菜摂取目標である350gなんてきっとあっという間に摂れてしまうのではなかろうか。味付けもシンプルなものが多く、少ない材料で仕上げることができるのも嬉しい。今後もこうした料理を日々の食事に取り入れて、コロナ禍のストレスや夏の暑さで疲れた体を無理なく労っていきたい。

調理・文=月乃雫


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