「大谷翔平一色」に球界から“嫉妬”の声も…侍Jは金獲得で状況変えられるか

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2021年08月01日 13:50  AERA dot.

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写真侍ジャパンの山田哲人 (c)朝日新聞社
侍ジャパンの山田哲人 (c)朝日新聞社
 打倒・大谷翔平(エンゼルス)も、侍ジャパンのミッションの一つか。

 今シーズン、NPBは注目度や露出度などで、メジャーで大活躍中の大谷に大きく差をつけられてしまった感もある。東京五輪での侍ジャパンの活躍で日本のプロ野球界にも注目が集まることを関係者は望んでいる。

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「大きなトラブルやアクシデントがない限り優勝は間違いない。(侍ジャパンには)メジャー挑戦を目指すような選手が各ポジションに揃っている。今年はイマイチですが田中将大(楽天)はヤンキースのエース格だったので、米球界での知名度もすごい。実力、ネームバリューともに飛び抜けています。金メダル獲得を願っています」(NPB関係者)

 オリンピック野球競技は、7月28日の初戦(福島)から始まり、決勝(横浜)は7日に行われる予定だ。6カ国が参加しているが、各チームともに最強とはほど遠い布陣で、侍ジャパンのライバルは見当たらない。決勝トーナメントでは仮に1度負けても決勝進出可能にもなっており、最低でもメダル獲得は確実と言える。

 そんな侍ジャパンは初戦のドミニカ共和国戦こそ大苦戦の末にサヨナラ勝ちとなったが、続くメキシコ戦では危なげなく勝利。今後も圧倒的な強さを発揮し、負けなしで金メダルを獲得したいところだ。

「NPB人気回復への起爆剤の役割も期待する。(地域によって状況は異なるものの)入場制限付きでファンが球場に戻ってきた。現場は盛り上がっているが世間は大谷一色。大谷を出せば視聴率も上がるし新聞、雑誌も売れるから当然です。野球界全体では良いことですが複雑な思いをしている人も少なくない。侍ジャパンには話題を独占するくらいの活躍をして欲しい」(NPB関係者)

 地上波テレビで大谷を見かけない日はない。試合出場日、お昼のワイドショー番組でも、その日の結果を伝えることは日常となった。7月13日(現地時間)のMLBオールスターゲームではテレビ朝日で異例の生中継がされた。またスポーツ新聞の一面を飾った回数も圧倒的でNPBの話題が霞んでしまうほど。巨人ファンを公言するマスコミ界の大御所がラジオ番組内で苦言を呈するほどだった。

「首位にいるので関西地方は阪神一色なのは変わらない。しかし全国的に見るとすべてが大谷になっている。佐藤輝明(阪神)などのニュースターも生まれたが話題になったのは開幕当初だけ。NPB担当としては悔しい気持ちもある」(関西地区スポーツ新聞デスク)

「大谷選手だけに突出して報道しておりますけども、野球は、本来は何度も申し上げますようにチーム対チームで戦うゲームでございますので、そういった報道が果たして良いのかなと」(徳光和夫/7月10日ニッポン放送「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」)

 NPBが大谷に注目を独り占めにされていることに関して、歯ぎしりをしているのはNPBやマスコミ関係者だけではない。グラブ、バット、スパイクなど選手が使用する用具担当メーカーも同様だ。大谷はアシックス社と用具のアドバイザリースタッフ契約を結んでおり、活躍によって知名度が高まるのは同社のみとなっているからだ。

「選手のサポートなど考えると用具契約は国内選手が中心になる。NPBが盛り上がれば露出、宣伝効果も高くなるので、アマチュア選手も興味を持ってくれる。現在は野球人口減少によって各社間でパイの奪い合いが熾烈を極めている。そんな中、大谷の活躍でNPBに注目が集まらず、アシックス社の一人勝ち状態になりそうです」(野球メーカー関係者)

 コロナ禍で国内全体の雰囲気が暗い中、「二刀流」の活躍は明るい光だ。野球ファンのみでなく、多くの国民の関心をメジャーリーグへ向けさせている。ビジネスが絡んいる人にとっては「金のなる木」だ。しかし大谷の活躍が逆風になってしまったり、ジェラシーを感じる人が出始めているのも皮肉なことだ。

「状況は人それぞれだから気持ちはわかる。しかし大谷の活躍は野球界にとっては間違いなくプラス。だから侍ジャパンは最高のパフォーマンスで実力を見せつけ、金メダル獲得へ注力すること。日本人はオリンピックが大好きなので勝てば絶対に盛り上がる。自らの実力で世間の関心をNPBへ向けて欲しい」(関西地区スポーツ新聞デスク)

 五輪開会式では、テニスの大坂なおみが最終聖火ランナーを務め大きな注目を集めたが、プロ野球界の“レジェンド”長嶋茂雄氏、王貞治氏、松井秀喜氏も聖火ランナーとして登場し、負けずに存在感を示した。64年の東京五輪後、日本は大きな経済発展を成し遂げたが、その傍らでNPBは国民的娯楽として希望を与え続けた。そんなNPBを象徴する3人の登場は、紆余曲折あった開会式を収めるだけの説得力を感じた。

 今回の五輪では、柔道や競泳、卓球などの“メダルラッシュ”が国民を歓喜させているが、今後は決勝トーナメントに進出した侍ジャパンが日本国民を喜ばせる番だ。各選手が己の実力で注目度と露出度を取り返せるチャンスでもある。金メダル獲得で“大谷一強”の状況が変わるかもしれない。

このニュースに関するつぶやき

  • 嫉妬ていうよりも日本プロ野球のオールスターで大谷翔平のナンタラやニュースやなんやて引っ張り出してくるのって、マスコミ共はおかしいと思わんのかな。 https://mixi.at/acVAA9M
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  • 大谷翔平の活躍は喜ばしいけど、試合の勝敗はどうでも良くて個人が活躍したかどうか、最近ではHRを打ったかどうかしか興味を持たれてないってのも異様ですよね。
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