“出産祝い”に20万円のプラダの「ベビーバッグ」をおすすめされ、買い物狂い大慌て!? 姉妹が見せた、意外な愛の結末は……

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2021年08月01日 22:01  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 皆さん聞いてください。我が千葉家に待望の赤ちゃんが生まれたんですよ。あ、いや。私の子どもじゃないですよ? 妹ちゃんの子どもです。そう、あたい、「伯母さん」になったのです……!! 妹は計画出産だったので、赤ちゃんを産む日の前日から病院に泊まりこみ、陣痛を促す処置をしたそうなのですが「明日が本番なのに、もう泣いちゃった……」「2分おきに腰にすごい痛みが来る」と恐ろしいLINEが、深夜に妹から次々届きました。なにもできない私はただオロオロ。「出産祝いなにが欲しいか考えて!!」という励まししか思いつかず、陣痛で苦しんでるのに数万円の買い物なんて考えてる余裕ないだろ!! と自分にツッコみ、結局「が、がんばれ……」という言葉しかかけられませんでした。

 その後、無事赤ちゃんを出産。笑顔の写真も送られてきて、元気そうな文面のLINEも届きました。よーっしゃ!!!! 無事産まれたら、あたいの番よ! 出産祝いは任せろい!!!!!!

 私はすぐに妹に「出産祝いは何が欲しい?」と返信。すると、妹から「バウンサー!」という答えが返ってきました。バウンサー……ってなに? 調べてみると、バウンサーとは、赤ちゃんの動きによってゆらゆらゆりかごのように揺れるベビーチェアなのだそう。抱っこ紐の代わりに購入する人が増えているんですって。

 妹は子育て中のYouTuberの動画で「買ってよかったもの第1位」だったというこのバウンサーが欲しいらしい。はは〜、私の知らない器具がこの世にはいっぱいあるのねえ。ただ……、私的にはなにかこう、妹のテンションがあがるようなものが買いたいという希望もありました。可愛い財布とかバッグとかさ。赤ちゃんのためのものじゃなく、妹が身に着けられるようなものをプレゼントしたかったのよ……。

 そんなわけで、バウンサー案件は母に委託することに。母も何か贈りたがっていたので、「ちい(妹)はバウンサーが欲しいんだって」というと、すぐに買ってあげていました。ちなみに父はベビーカーをプレゼントすることに決定。そこまでみんなの購入するものをとりまとめ、「それでは私も動きますかねっ」と満を持して、私も楽天で出産祝いを探し始めました。候補に入れていたのは、可愛い長財布。しかし、それをブログにしたところ、「荷物も増えるのでお財布大きいの地味につらいと思います」というご指摘を頂きました。なるほど……やはりここは先輩ママのアドバイスに従ったほうが良さそうだわ……。

 私はそう思いなおし、Twitterで「出産祝い、なにがいいでしょう」と募集をかけました。すると、「マザーズバッグも良いかと思います」というコメントが。「私はバーバリーのマザーズバッグと、プラダの大きめのナイロンショルダーのマザーズバッグとして自分で購入しました」だって。ほほう!! プラダのマザーズバッグ! それはかっちょいいかも!! ところで、プラダのマザーズバッグっておいくらなのかしら?

 すぐにネットで調べたところ、「プラダ ベビーバッグ」というものが出てきました。ところが……ワーオ、お値段20万9,000円!!!! たけ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! 出産祝いに20万円のマザーズバッグなんて、どこのセレブの姉貴だよ、あたしゃあ……。今、クラウドソージングでひいひい言いながら一カ月2万円稼ぐのがやっとだっていうのに……。

 とはいえ、出産は人生の一大イベント。これを粗末にはしたくねえ。姉の意地を見せたいわ? そんなわけで、私は慌てながらもバイマ(海外ブランドの通販サイト)で3〜5万円のマザーズバッグを見繕い、「これはどう?」と何個も送ることに。「ハイブランドも中古ならいけるわ?」と思い、メルカリで見つけた、シャネルやプラダのマザーズバッグも見せてみました。

 妹よ。私がキミを愛しているのがこれで伝わったかしら? もしもキミが5万円のバッグを欲しがろうと、私は迷わず5回払いでそのバッグを買ってみせるよ。それが姉妹愛というものさーーーー!!!!

「お姉ちゃん、私、これが欲しい」

 翌日の朝、妹からそんなラインが入っていました。リンクをたどってみると、楽天の1万3,000円くらいのマザーズバッグが……!!!! こ、これでいいのか、妹よ……。

 こんな安くて大丈夫なのかという疑問が頭を駆け巡りましたが、せこい私は「OK! じゃあこれ買うね!」と秒で答えてそのバッグをゲットしました。うーむ、なんて慎み深いんだ、妹よ……。そんなわけで、大出費を覚悟して挑んだ出産祝い案件でしたが、欲のない妹のはからいによって、指先からちょっと出血するくらいの痛手で済みました。もし私が妹だったら……これ幸いとばかりにお高いマザーズバッグをねだっていたところよ? OH……、私が双子じゃなくてほんとよかったわい。

■今回の出費
マザーズバッグ 1万,3000円

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