アトレティコ・マドリードに所属するスペイン代表MFサウール・ニゲスの去就に注目が集まっている。
現在26歳のサウールはアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、これまでトップチームで公式戦通算337試合に出場し、43ゴール19アシストを記録している。2026年6月30日まで契約を残す同選手には1億2500万ポンド(約190億円)の契約解除金が設定されている。
しかし、新たな挑戦を望んでいるサウールは今夏の移籍を検討している模様で、去就に注目が集まっている。同選手に対してはマンチェスター・Uやリヴァプールなどが関心を示していることが明らかとなっている。
アトレティコ・マドリードは、契約解除金に近い金額でのサウール売却が不可能なことを理解しているものの、経済的に新型コロナウイルスの影響を受けているため、同選手の売却を容認する方針だという。これにより、移籍金は3500万ポンド(約53億円)から4000万ポンド(約61億円)の間で取引されることが伝えられている。
このため、イギリス紙『ミラー』では交渉をまとめるためにサウールの代理人がイングランドに渡航することを報じている。現時点ではマンチェスター・Uが獲得に近づいているようだが、リヴァプールの可能性も十分ある模様で、両クラブと交渉していくことになるという。
一方、スペイン紙『アス』はサウールの代理人がイングランドへ渡航することを否定。プレミアリーグのクラブは関心を示しているものの、まだ獲得に向けて確固たる一歩を踏み出していないことを強調している。また、同選手本人はバルセロナへの移籍を望んでいることを伝えている。現時点では交渉は保留となっているが、合意することでまとまると楽観視しているようだ。
去就に注目が集まっているサウールだが、果たして2021−22シーズンはどこでプレーすることになるのだろうか。