今夏積極補強を敢行しているクリスタル・パレス。選手の多くはパトリック・ヴィエラ監督の存在がカギとなって加入しているようだ。イギリス紙『イブニングスタンダード』が伝えている。
クリスタル・パレスは2020−21シーズン限りでロイ・ホジソン監督が退任。2024年6月30日までの3年契約でパトリック・ヴィエラを後任として招へいした。
ヴィエラ監督は現役時代アーセナルやユヴェントス、インテルなどでプレー。フランス代表でもワールドカップ優勝を経験している屈指の名プレイヤーで、現役引退後は指導者に転身した。
クリスタル・パレス就任が決まり同監督は「選手たちの能力を最大限に引き出したい」「才能のある選手たちがいるんだから、その才能をうまく引き出すことが私の責任になる」と意気込みを語り、攻撃的なチームを作りたいと方針を語っていた。
同クラブは今夏、GKレミ・マシューズ、DFマーク・グエヒ、DFヨアキム・アンデルセン、MFコナー・ギャラガー(レンタル)、MFマイケル・オリーズと積極補強。これにはヴィエラ監督とそのチーム作りへの期待感が後押しとなっているようだ。
アンデルセンは加入に際し「ヴィエラとは何度か話をしたよ。彼と僕のサッカー観や、僕のやりたいサッカーが一致していたから素晴らしいね。後ろからつなぐサッカーをしたいと思っていたんだけど、彼もそれを望んでいた。だから、とてもよく合っていると思う。新しい選手たちと新しいスタイルで何かを始めるのは興奮するね。私たちは皆、学ばなければならないし、そうして急ピッチで前に進んでいかなければならない」とキーポイントを語った。
昨シーズンは14位で終えたクリスタル・パレス。若返りを図り巻き返しをめざすクラブは台風の目となるかもしれない。