カンバーバッチが映画化を熱望、ジョディ・フォスターら出演の『モーリタニアン 黒塗りの記録』10月公開

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2021年08月03日 16:02  cinemacafe.net

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写真『モーリタニアン 黒塗りの記録』(C) 2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.
『モーリタニアン 黒塗りの記録』(C) 2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.
ハリウッドで限定公開され、第78回ゴールデングローブ賞にて俳優部門2部門のノミネートを果たした『THE MAURITANIAN』が邦題を『モーリタニアン 黒塗りの記録』として全国公開することが決定。併せて場面写真が解禁となった。

2005年、弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)は9.11の首謀者の1人として拘束されたアフリカ・モーリタニア出身のモハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を引き受ける。裁判は一度も開かれておらず、彼はキューバのグアンタナモ収容所で地獄のような投獄生活を何年も送っていた。ナンシーは「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。

時を同じくしてテロへの“正義の鉄槌”を望む政府から、米軍にモハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当することに。真相を明らかにして闘うべく、両サイドから綿密な調査が始まった。モハメドゥから届く手紙による“証言”の予測不能な展開に引き込まれていくナンシーだったが、再三の開示請求でようやく政府から届いた機密書類には、愕然とする供述が記されていた――。

キューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていたモハメドゥ・ウルド・スラヒの手記を映画化した本作。2015年に出版された手記は、アメリカ政府による検閲で多くが黒く塗りつぶされたものだったが、またたく間にアメリカで大ベストセラーを記録。その後、世界20か国で刊行された。

本作の監督を務めるのは、ドキュメンタリーに定評があり『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞のケヴィン・マクドナルド。モハメドゥ役に『ニューヨーク 親切なロシア料理店』のタハール・ラヒム、弁護士のナンシー役には『羊たちの沈黙』のジョディ・フォスター、そしてスチュアート中佐役としてプロデューサーとしても名を連ねるベネディクト・カンバーバッチが出演する。


モハメドゥの著書を読んで惚れ込んだカンバーバッチが、「これは映画化すべきだ。誰が映画化権を持っているのか調べなきゃいけない」と熱望し映画化が実現。フォスターは、著書と筆者のことをオファー以前から知っており、グアンタナモや当時そこで起きたことについて多くの疑問を抱いていたという。

さらに「私が生きている時代のことなのに、なぜかそうした疑問に対する答えを私は一切知らなかった。まったく何も知らないということに我ながら驚いた。私たちの誰もが9.11の出来事にものすごい衝撃を受けたために、アメリカ中に恐怖心があふれていた。そのせいで誰が抑留されているのかについては、ほとんど考えていなかったのだと思う」とコメント。


モハメドゥ本人を演じたラヒムは「初めて脚本を読んだときには泣いた。素晴らしいストーリーだった。彼はヒーローだ。一人の俳優として、そして一人の人間として、僕は、このストーリーは語られるべきだと思った」と語っている。

公開決定と併せて、弁護士のナンシーと不当に拘束されているモハメドゥが緊迫した面持ちで見つめ合う場面写真も到着した。

『モーリタニアン 黒塗りの記録』は10月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。

(text:cinemacafe.net)
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