侍Jが日韓戦に勝利 柳田、甲斐らソフトバンク勢の“勝負強さ”が決勝のカギに

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2021年08月04日 22:55  AERA dot.

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写真韓国との準決勝でも攻守に活躍した甲斐拓也 (c)朝日新聞社
韓国との準決勝でも攻守に活躍した甲斐拓也 (c)朝日新聞社
 韓国との準決勝を5対2で制し、決勝に駒を進めた侍ジャパン。
 
 4試合中2試合がサヨナラ勝ちと勝ち上がりは決して楽な道のりではなかったが、その中で目立つのが“常勝”ソフトバンクに在籍する選手たちの勝負強さだ。

 柳田悠岐、甲斐拓也、栗原陵矢、千賀滉大の4人が侍ジャパンのメンバーとして戦っているが、今季パ・リーグで苦戦するチームの憂さを晴らすかのような活躍を見せている。

 オープニングラウンド第1戦、7月28日のドミニカ共和国戦から存在感を発揮したのが柳田だ。3打数2安打1四球と恐怖の6番打者として、敗色濃厚だったチームの勝利に大きく貢献。9回にはサヨナラの足掛かりとなる内野安打で出塁した。

「あれはおそらくオールスターのホームラン競争だと思うんです。大谷君(翔平・エンゼルス)の影響を受けてみんなが必死に振ったと思うんです。あの故障は長引くと思うんです」(藤川球児/7月25日TBSラジオ「石橋貴明のGATE7」)

 五輪開幕直前は出場が危ういのではという声もあった。7月17日のオールスター第2戦で右脇腹に違和感を覚え、19日からの五輪事前合宿(仙台)では別メニュー調整でのスタート。打撃だけでなくセンターでの守備力も高い柳田は侍ジャパンの中核と言えるだけに心配されていた。

「藤川氏ではないが、最も心配された部分だった。柳田が出場できなければチームにとっては大きな痛手。初戦から結果も出してくれて稲葉篤紀監督が一番ホッとしたのではないか。その後の活躍も含め『柳田の存在』の大きさを感じさせてくれた」(NPB関係者)

 柳田はノックアウトステージ第1戦、8月2日アメリカ戦でも5打数2安打2打点と活躍。1点ビハインドで迎えた9回裏には、1死一、三塁の場面でセカンドゴロで三塁走者を生還させ、チームの窮地を救った。

 そしてアメリカ戦で、延長10回にサヨナラ打を放ったのが甲斐。その直前タイブレーク制の無死一、二塁から犠牲バントを決めたのは栗原だった。ここでもソフトバンク勢が侍ジャパンを引っ張った。

「甲斐は肩の強さを含め捕手としての印象が強いが打撃も良くなった。配球をしっかり読んでの対応が素晴らしい。気持ちも強い選手なので大舞台では頼りになります。栗原も1球でバントを決めたのが良かった。あれで甲斐もスムーズに打席に入って行けたはず。2人の活躍は本当にうれしかった」(ソフトバンク関係者)

 甲斐は初戦から粘り強く投手陣をリードしてきた。アメリカ戦など苦しい流れの試合をひっくり返せたのは、最後まで試合を壊さなかったから。打撃面でも好調をキープしており、オープニングラウンド第2戦、7月31日メキシコ戦では4打数3安打1打点と9番打者ながら大暴れ。準決勝の韓国戦でも山田の決勝打の前に、しっかり四球を選んでチャンスを広げた。

 栗原も出番は決して多くはないが、その存在はチームにとって貴重だ。昨年には日本シリーズのMVPに輝くなど、大舞台での強心臓ぶりが目立つ。

「栗原はシーズン中と同様、自分の役割に徹している。アメリカ戦は相当なプレッシャーがあったはずだが普通にバントを決めた。出番を想定してしっかり準備していたのだろう。明るい性格でチームを盛り上げているのも想像できる。侍ジャパンに欠かせない選手になっているはずです」(ソフトバンク関係者)

 ソフトバンク勢では唯一投手として選出された千賀も、今五輪での初登板でシーズン中の不安を払拭するピッチングを見せた。

「千賀の復活は勇気を与えてくれた。エースとして期待していただけに、今季の故障や不調は関係者の頭を悩ませていた。稲葉監督も投手編成の組み直しを余儀なくされたはず。しかしここに来て本来の姿に近くなっている。長い回も投げられるのでチームとして本当に大きい」(NPB関係者)

 今季は下半身の故障で出遅れ、1軍復帰した7月6日のロッテ戦では3回途中を10失点と炎上。侍ジャパンでは先発ローテーションを外れブルペンに回った。不安もあったが、初登板となったアメリカ戦では2回を投げ打者8人から5つの三振を奪う快投で復活をアピールした。

「千賀の復活で投手陣はブルペンの柱ができた。攻守ともにチームとして成熟度が高まり金メダルへの視界がさらに開けた。NPBと国際試合は異なりますがソフトバンク勢の底力を感じますね。大舞台で結果を出せる実力は本物です。五輪後に再開したパ・リーグではソフトバンクが上がってくる予感がします。まずはその前に金メダルを獲得して欲しいです」(ソフトバンク担当記者)

 準決勝では柳田と甲斐が先発出場し、勝利に貢献。苦しい戦いを勝ち抜き、自国開催の五輪で悲願の金メダル獲得まであと一歩と迫った。短期決戦ではなんといっても勝負強さが必要になって来るだけに“常勝チーム”の彼らの存在は実に頼もしい。8月7日に行われる金メダルをかけた決勝戦でも、ソフトバンクの選手たちが勝負を分ける大事な場面で活躍するような気がする。

















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  • いま、昨夜の韓国戦をBS1で見直し中。←これで3回目(^o^;)  今日は、大谷くんの先発登板日。五輪放送はいいんで、大谷くんの登板試合だけはライブで放送してくれないかな〜( ´△`)
    • イイネ!2
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