麒麟・川島明、「勝てない」芸人は“もう中学生” 再ブレイク直前で芸人引退を踏みとどまらせていた

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2021年08月05日 10:21  Techinsight Japan

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川島明が絶賛したもう中学生のネタとは…?
ハイテンションなキャラクターと自作の道具を用いた“一人コント”で一躍人気を集めたもう中学生。あれからおよそ10年、一時はメディアから遠ざかっていた彼が再び脚光を浴びていることは、最近の活躍ぶりで誰の目にも明らかだろう。もともと彼が持っていた唯一無二の世界観が改めて評価された形だが、この再ブレイクの直前まで“芸人引退”を決めていたというから驚きだ。

もう中学生が再ブレイクしたきっかけは、昨年ゲスト出演したラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で有吉弘行と絶妙な掛け合いをしたことが大きい。その後『有吉の壁』などバラエティ番組に出演し、最近では『オトラクション』(TBS系)でのナレーションでも高い評価を受けている。

しかし実はこの再ブレイクの直前まで、もう中学生は芸人引退を考えていたという。それを踏みとどまらせるきっかけを作ったのが、麒麟の川島明である。

4日に公開されたテレビプロデューサー・佐久間宣行氏のYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』にゲスト出演した川島。佐久間プロデューサーの「こいつ勝てないなと思った芸人は?」という問いに対し「ジャンルは全然違うけど、もう中とかですね」と回答、その理由として以前目にしたネタを紹介した。

それは川島がたまたまルミネtheよしもとの無観客映像を見ている際に目についた、「空車満車ゲーム」だった。1台空きのある駐車場のイラストに対し、1台の車を持ったもう中学生が空車スペースにその車を出し入れして「空(車)」「満(車)」とひたすら言い続けるというものである。本来であれば営業先の観客とコールアンドレスポンスで成り立つようなネタをあえて1人でやるというシュールさに、川島は「やっぱオモロイ」と感じたという。

そしてその直後、出演予定だった『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のスタッフから「芸人が一番面白いと思う瞬間」について聞かれた川島はこのネタを紹介したところ、オンエアされることになったそうだ。

だがその頃、もう中学生は芸人引退を決意。自宅の荷物を整理し、実家の長野県へ帰ろうとしていたところだった。しかし川島の紹介した映像がオンエアされたことで引退を撤回し、もう中学生からは「仕事が増えて何とか辞めずに済みそうです」「もう一回頑張ってみます」と長文で感謝のメールが届いたと明かしていた。

この事実に視聴者からは「あの天才を引き留めてたのか」「感動です」と驚きと称賛のコメントが寄せられた。

長らく悩んでいたもう中学生を救う立役者となった川島。しかし『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)にもう中学生がゲスト出演した際は、再ブレイクのきっかけについて「風水のお陰です」「間取りを変えたら売れました」とボケをかましたそうで、回答に期待していた川島は「そんなとこボケんで良い」「いい加減にしろ」とすかさずツッコんでいた。

とはいえ長い間ネタを作り、報われたもう中学生を「24時間あいつはオモロイ」「普通の芸人では勝てっこない」と絶賛した川島。佐久間プロデューサーが「やっぱり本当に面白い奴って、ああいうふうにリバイバルしてくるんですね」と語ったように、予測できないチャンスをしっかりモノにするのも彼の実力ということだろう。

(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)

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