働く業種で600万円以上も差が…業種別・勤続年数別の「給与水準」

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2021年08月05日 11:32  All About

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写真仕事の大変さともらえる給与は基本的に比例していますが、業種ごとに世代や勤続年数ごとの給与水準を見ていくと、実は給与水準に大きな差があります。
仕事の大変さともらえる給与は基本的に比例していますが、業種ごとに世代や勤続年数ごとの給与水準を見ていくと、実は給与水準に大きな差があります。
仕事の大変さともらえる給与は基本的に比例していますが、業種ごとに世代や勤続年数ごとの給与水準を見ていくと、実は給与水準に大きな差があります。

働く期間は非常に長いです。現実を知り納得した働き方をしたいものです。

平均給与は勤続年数30年強でピークを迎える

勤続年数と平均給与の関係を確認するために、勤続年数別の平均給与をグラフにしてみました(資料:国税庁民間給与実態統計(令和元年分)※1年を通じて勤務した給与所得者の値)。
給与所得者の勤続年数別年間平均給与


「長く働けばよいというものでもない」と言う声も聞こえてきそうですが、平均で見れば給与は勤続年数に比例して増えていきます。勤続1〜4年の給与は315万8000円ですが、勤続30〜34年になると676万5000円まで増えます。年功序列といったところでしょうか。ただ、勤続35年を超えると575万5000円へ100万円も下がります。大卒なら60歳を前に減少し始めるということです。

電気・ガス・熱供給・水道業の平均給与は759万円

勤続年数による給与の増減は業種によってかなり違います。業種を14に分けて業種別の平均給与と勤続年数による平均給与もグラフにしてみました(資料:国税庁民間給与実態統計(令和元年分)※1年を通じて勤務した給与所得者の値)。

14業種……「建設業」「製造業」「卸売業・小売業」「宿泊業・飲食サービス業」「金融業・保険業」「不動産業・物品賃貸業」「運輸業・郵便業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「情報通信業」「学術研究・専門技術サービス業・教育・学習支援業」「医療・福祉」「複合サービス事業」「サービス業」「農林水産・鉱業」
給与所得者の年間平均給与(業種別・勤続年数別)


業種を14に分けて勤続年数別の給与額を確認してみると、勤続年数による給与のピークが業種によって違うことがわかります。14業種のうち4業種が勤続25〜29年にピークを迎え、9業種が30〜34年にピークを迎え、農林水産・鉱業事業だけは15〜19年に早々とピークを迎えています。

勤続年数別に平均給与の高い業種をみると、どの勤続年数でも比較的高いのは「金融業・保険業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「情報通信業」の3業種で、その中でも特に「電気・ガス・熱供給・水道業」は全ての勤続年数で平均給与が最も高くなっています。

全年齢の業種別平均給与では、「電気・ガス・熱供給・水道業」が824万円2000円で最も高く、次が「金融業・保険業」の627万円、その次が「情報通信業」の598万5000円となっています。

逆に最も給与が低いのは「宿泊業・飲食サービス業」で259万6000円、2番目が「農林水産業・鉱業」の296万9000円となっています。仕事の大変さは業種によって違うでしょうが、平均給与を業種別にみると259万円から824万円まで500万円以上の大きな差があり、特に勤続35年以上に限ると差は671万円にもなります。

平均給与は50〜54歳でピークを迎える

勤続年数に続いて世代別でも給与の違いがないかグラフにして確認してみました(資料:国税庁民間給与実態統計(令和元年分)※1年を通じて勤務した給与所得者の値)。
給与所得者の年齢階層別年間平均給与


世代別給与のグラフの形は勤続年数のグラフと似ています。20〜24歳の平均給与は263万9000円ですが、徐々に増えていき、50〜54歳では524万5000円まで増えます。ただ、55歳以降は減少に転じ、60〜64歳では410万7000円、65歳〜69歳では323万8000円と急激に減っていきます。50歳を過ぎたら給与が減る覚悟をしておくべきなのでしょう。

宿泊業・飲食サービス業の給与は40〜44歳で早くもピークを迎える

世代別給与も業種別にグラフにしてみました(資料:国税庁民間給与実態統計(令和元年分)※1年を通じて勤務した給与所得者の値)。
給与所得者の年間平均給与(業種別・年齢階層別)


多くの業種では給与のピークを50〜54歳または55〜59歳で迎えますが、「電気・ガス・熱供給・水道業」は60〜64歳で一旦大きく下がるものの、65〜69歳で再び大きく上がっています。「宿泊業・飲食サービス業」は40〜44歳で早くもピークを迎え、その後は下がりますが、55〜59歳にもう一度山があります。

それにしても、「電気・ガス・熱供給・水道業」の高さが際立っています。50〜54歳では1013万円にもなり、55〜59歳でも978万4000円あります。20〜24歳で既に411万3000円となっており、この額は「宿泊業・飲食サービス業」で最も高い40〜44歳の327万9000円を軽く上回っています。

他の4業種でも20〜24歳で327万9000円を上回っているので、「宿泊業・飲食サービス業」が際立って低いとも言えそうです。基本的に給与は仕事の大変さに比例しているでしょうが、どの業種で働くかによって、どれだけ一生懸命働いても埋められない大きな差があるようです。

どの業種で働くかは自由であり、勤務先や働き方によって得られる給与は変わってきます。給与から生活スタイルを決めるのが現実的ですが、給与があまりにも低いと満足のいく生活ができないかもしれません。

もしできることなら、先にどのような生活を送りたいか考えてみましょう。それに見合った働き方ができると満足度の高い生活ができます。職業の選択の自由だけでなく、給与面からも仕事を選べるのが理想的です。それに必要な能力はあらかじめ備えておきたいものですね。

文:松浦 建二(マネーガイド)
(文:松浦 建二(マネーガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • 中高生にも是非知って欲しい事実ですね。 ゆーちゅーばーになるとかほざくバカを救うためにも。 https://mixi.at/acZlGYr
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  • 子どもからの質問「学校の勉強が、大人になって何の役に立つの?」の答えの一つがコレ
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