【独自】ポスト菅1千人アンケートで浮上した意外な大穴 安倍前首相、小池知事、進次郎環境相は?

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2021年08月06日 08:00  AERA dot.

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写真安倍晋三前首相と小池百合子都知事(C)朝日新聞社
安倍晋三前首相と小池百合子都知事(C)朝日新聞社
 東京五輪の開催を強行し、感染爆発を引き起こした菅政権。総裁選の投開票日が9月29日で調整が進められており、ポスト菅を探る動きが永田町では出てきている。

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「東京五輪でメダルラッシュも菅内閣の支持率はまったく上がらず、8月中に感染拡大が収まらなければ、24日開幕のパラリンピックは中止になる可能性がある。さらに22日投開票の横浜市長選挙で菅首相が推す元国家公安委員長の小此木八郎氏が敗れるようなことがあれば、早期退陣に追い込まれることもありうる」(政府関係者)

 永田町では例のごとく、河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長などの名前が有力候補として挙がっている。だが、次の衆院選で与党が大敗すれば、野党にもチャンスが巡ってくる。

 そこでAERAdot.ではポスト菅について、大穴候補者として期待する政治家は誰か、アンケートを実施した。7月14日〜28日の約2週間行い、1007人の回答が集まった。編集部で20人の与野党の政治家を選び選択肢を設け、記述回答も用意した。

 ポスト菅の有力候補として河野太郎規制改革担当相、石破茂元自民党幹事長、茂木敏充外相、加藤勝信官房長官、下村博文政調会長、岸田文雄前政調会長の名前が挙がっているため、選択肢からは外した。早速、結果を見ていこう。

 最も多い回答を集めたのは、立憲民主党の枝野幸男代表で176票(17・5%)だった。野党第一党の代表として期待値は常に高い。政治ジャーナリストの角谷浩一さんは「野党が強くなければいけないという社会の思いが票につながったのだろうが、政界での評価は高くない」という。どういうことか。

「枝野氏は保守を標榜していますが、7月に村山富市元首相を表敬し『リベラルな政権をつくる』と発言するなど、どういう保守を目指しているのかわかりにくい。政治のセオリーとしてここの説明をはっきりとさせることが重要になってきます。この先を見据えるなら、覚悟を決めて自らの立場を明確にする必要があると思いますね」(角谷さん)


 2位に入ったのは、安倍晋三前首相で128件(12・7%)だった。昨年9月に持病の悪化を理由に突如として首相の職を辞したが、ネットを中心にいまだに熱狂的な支持が見受けられる。安倍前首相の再登板はあり得るのか。官邸関係者はこう見る。

「衆院選の最終日夜に恒例で行う秋葉原の演説は信者の集会かのような異様な雰囲気に包まれます。国民を扇動する演説や力強い演説は、菅首相にはないものです。本人も『もう1回』と思っているのでは。ただ、健康も回復していますが、桜を見る会で検察審査会が一部を『不起訴不当』と判断し、問題がくすぶっている。再登板はかなり難しいでしょうね」

 3位に入ったのは小池百合子都知事で119票(11・8%)だった。7月の都議選では、一時は自身が特別顧問を務める都民ファーストの会の惨敗が予想されたが、過労で入院した頃から潮目が変わった。選挙最終日には電撃的に候補者の激励に回り、結果的には都ファが善戦。小池氏が存在感を出した。先の官邸関係者はこう語る。

「さすがに国政も、ましてや首相もチャンスはないというのが一致した見方でしたが、今回の都議選で存在感と政治力を高めました。年齢的にはチャンスは多くはないでしょうが、独特の政治センスと発信力はやはりさすがです。霞が関にも、防衛相時代などの繋がりでポジティブに評価する人も意外と多くいます」

 しかし、東京都では緊急事態宣言が出されており、感染拡大が抑えられていない。これから衆院選に出て、首相を目指すとなると、都知事の職を投げることになる。都民や国民が納得する理由付けが必要とされそうだ。

 意外にも票が集まったのは、日本共産党の志位和夫委員長だ。101票(10・0%)と4位に入った。一貫して政府を厳しく糾弾する姿は、若い世代からも支持を集めている。

「五輪問題も他の野党がブレる中で、首尾一貫して中止を主張しているのは志位さんや共産党だけです。話もさすがに上手い。共産党らしい一貫性を保ちつつ、他の野党との一致点で共闘すべく譲る姿勢は、枝野さんにはない志位さんならではの柔軟性なのでしょう。その辺りが期待につながったのでは」(政府関係者)

 日本共産党からは田村智子参院議員も20票(2%)と9位に入った。桜を見る会では安倍首相(当時)を厳しく追及する姿が報道され、注目を集めた議員だ。日本共産党の「エース」と目されている。他方でポスト志位と見られている小池晃参院議員は4人(0・4%)で26位と振るわなかった。

 5位は野田聖子衆院議員で、80票(7・9%)だった。かねてから首相候補と言われてきたが、党総裁選の推薦者20人を集めるのに苦戦する状況が続いている。先の角谷さんはこう指摘する。

「アンケートで自民党の女性の議員を見てみると、高市早苗議員、稲田朋美議員を押さえてトップになっている。世間からの期待は高いのだと思います。ただ、政界での評価は別。党内力学をどう使うかがカギですね。今は幹事長代行として二階幹事長の下に入っている。このあたりは二階幹事長の支援が受けられることも念頭に動いているのではないでしょうか」

 6位には78票(7・7%)で山本太郎れいわ新選組代表、7位には34票(3・4%)で橋下徹元大阪府知事が入った。二人とも国会議員ではないが、閉塞感を打破する人物として期待する人が多いとみられる。

 将来の首相候補とも言われる小泉進次郎は17票(1・7%)で12位となった。環境相になってから、ネットではたびたび小泉議員の発言が、“迷言”としてあげつらわれている。官邸関係者は「まだ首相の器という雰囲気はない。まだまだ先なのでしょう」という。

 果たしてこの中から、ポスト菅は現れるのか。注目が集まる。

(AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

このニュースに関するつぶやき

  • 積極財政して財務省をボコれる人材を応援する。学生で習う経済対策の定石が出来ない連中ばかりだと日本は中共に蹂躪されるだけ。浮かれてるネトウヨ大丈夫?
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  • ポスト菅ねぇ〜🤪総裁ポストなら自民の国会議員じゃないとアカンし、首相なら国会議員じゃないとアカン🤪全然関係ね〜人を選択肢にいれても意味ね〜じゃん🤪
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