◆ ゲレロJr.との“MVP候補対決”は2打数1安打1四球
エンゼルスの大谷翔平選手(27)が12日(日本時間13日)、本拠地で行われたブルージェイズ戦に「1番・投手」で先発出場。6回3安打2失点と力投し、7勝目の権利を持って試合から退いた。
大谷は6回1失点で6勝目を挙げた3日(同4日)のレンジャーズ戦から中7日で今季17度目の先発登板。投打同時出場は今季14度目となった。1回表のマウンドでは、二死から本塁打王と打点王を争う3番・ゲレロJr.に左前打を許したものの、続くヘルナンデスは左飛。テンポ良く13球で無失点スタートを切った。
その裏、打者としてブルージェイズの先発右腕・べリオスと対峙。カウント1−2後の94マイル(約151キロ)のシンカーを捉えた打球は、詰まったようにも見えたが瞬く間に左中間を突破。打球速度112マイル(約180キロ)の弾丸二塁打となった。
エンゼルスは初回の好機こそ生かせなかったが、2回に9番・スズキの中犠飛で先制。さらに3番・ウォルシュ、4番・ゴスリンの連続適時打で4−0とリードを広げた。
援護を受けた大谷は、序盤3イニングをテンポ良く無失点。5点リードの4回は制球を乱したあと2本の適時打を許し2点を失ったが、5回は再びテンポ良く3つのアウトを奪い勝利投手の権利を得た。
4点リードの6回は一死からゲレロJr.に四球を与えたものの、後続を抑え無失点。注目されたゲレロJr.との“MVP候補対決”は、左前打、空振り三振、四球と2打数1安打、1三振1四球の結果だった。
打席では初回に弾丸二塁打を放ったあと、2回の第2打席は大量点の足掛かりとなる四球出塁。3回の第3打席は中飛で、3番手左腕・スニードと対戦した6回の第4打席は見逃し三振に倒れた。
大谷は6回終了後に試合から退き、投手としては6回99球、3安打2失点、6奪三振3四球の内容。これで5登板連続クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)達成となり、防御率は2.93となった。打者としては3打数1安打、1四球1三振1得点。一発こそなかったものの連続試合安打を「3」に伸ばし、打率は.268となった。
【動画】きょうの大谷翔平、投打のハイライトシーン
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📝 投打のハイライトシーン
🎦 @Angelspic.twitter.com/eFtcJRqMa8#WeBelieve #ShoTime— ベースボールキング⚾🥎 (@BaseballkingJP) August 13, 2021