ローマはボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコをインテルに放出した影響で、前線の補強が必要となっていた。そこで第一候補になったのがアブラハムだった。当初、国外への移籍に前向きではないことが伝えられていた同選手だが、12日にローマのゼネラルマネージャーを務めるチアゴ・ピント氏がロンドンを訪れ、話し合ったことで状況は進展し、同選手と合意に至ったようだ。
ローマはチェルシーと3400万ポンド（約51億円）の移籍金で合意していることが報じられ、アブラハムは税引き後、年間400万ポンド（約6億600万円）の5年契約を締結すると見られている。なお、チェルシーには8000万ユーロ（約103億円）での買い戻しオプションが付随している模様で、2023年夏から有効になるという。
チェルシーがインテルからベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得し、インテルがローマからジェコを獲得したことで、アブラハムの獲得に迫っているローマ。3クラブによる玉突き移籍の実現に近づいているようだ。
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