タティスが“新ポジション”で大暴れ パドレスGM「完全な転向ではない」

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2021年08月16日 15:52  ベースボールキング

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復帰戦で大活躍したフェルナンド・タティスJr.
● ダイヤモンドバックス 2 − 8 パドレス ○
<現地8月15日 チェイス・フィールド>

 左肩の故障で離脱していたパドレスのフェルナンド・タティス・ジュニア選手(22)が15日(日本時間16日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「1番・右翼」で先発出場し実戦復帰。いきなり2本塁打を含む5打数4安打4打点3得点の大暴れで、キャリア初の外野守備も無難にこなした。

 約2週間ぶりの出場となったこの日は、復帰初打席に左翼線二塁打で出塁すると、3回に先制32号ソロ、同点の5回に33号ソロを放ち2打席連続ホームラン。8回一死満塁の第5打席にもダメ押しの中前適時打を放つなど4打点3得点の大暴れで、3度の外野守備機会も無難にこなし、チームの連敗ストップに大きく貢献した。

 タティスは今年のオールスターファン投票でも「遊撃手」として最多得票を集めていたが、今季は左肩の故障を繰り返しており、直近では7月30日のロッキーズ戦でスライディングした際に負傷。手術での治療も選択肢にあるなか今季終了までプレーを続けるため、リハビリとともに比較的負担の少ない外野手転向の準備を続けていた。

 タティスの外野転向について、パドレスのプレラ―GMは「彼が完全に外野手へ転向するというわけではない」と話しており、リーグ最多本塁打を放っているタティスを打線に組み込むための応急措置であると説明。

 タティスは「長い間チームに貢献できなくて本当に気分が悪かった」と戦線離脱していた期間を振り返り、キャリア初挑戦の外野についても「チルだね(快適の意を持つスラング)」と独特の言い回しでコメント。快進撃を続けるジャイアンツとドジャースの後塵を拝すパドレスにとっては、終盤のポストシーズン争いへ頼もしい男が帰ってきた。


【動画】いきなり大暴れ!タティスの復帰戦ハイライト

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