オリックス・山本と西武・松本の投手戦に大久保氏が賛辞「どっちも工夫した見事な投げ合い」

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2021年08月21日 07:22  ベースボールキング

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1失点完投で10勝目を挙げたオリックス・山本
◆ ストレートと変化球以外にも…

 オリックスの山本由伸投手と西武の松本航投手が20日、京セラドーム大阪で行われた一戦で見事な投手戦を披露した。

 西武は3回表に岸潤一郎のソロで先手を奪ったが、オリックスもその裏に四球やセーフティバントで好機を作り、吉田正尚の適時打で試合は振り出しに。すると、山本は4回以降、ひとりの走者も許さない完璧なピッチングで9回まで投げ抜いた。

 一方の松本は4回、5回、6回と危なげないピッチングを披露、7回に二死満塁のピンチを迎えたが、宗佑磨を左飛に打ち取って切り抜けると、7回114球という内容で降板。その後、9回のマウンドに上がった平良海馬を一死満塁と責め立てたオリックスが吉田のサヨナラ犠飛で勝利を収めた。

 17日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大久保博元さんは、この試合について「山本も松本も工夫した」と語り、両右腕のピッチングに注目。現役時代に捕手としても活躍した大久保さんは「キャッチャーはコースと共に一生懸命緩急を使おうとする。でも、ピッチャーがフォームで緩急をつけてくれれば、(投球の幅が)もっと膨らむ」と語り、具体的な2つの場面をピックアップ。

 山本に関しては、5回表二死走者なしで迎えた外崎修汰を変化球2球で追い込むと、普段であれば二段モーションのような形で投げるところをクイック気味に154キロのストレートを投げ込んで見逃しの三振に。対する松本も6回裏に吉田正尚を早々に追い込んでから粘られると、こちらも普段のフォームではなくクイック気味にストレートを投げ込んで見逃しの三振を奪った。

 大久保さんは「(外崎、吉田からすると)何が起きたかわからなかったと思う」と指摘。「キャッチャー的にはこれをやってくれたら楽。やって欲しくない時もあるけれど、工夫しているなと。どっちも工夫した見事な投げ合いだった」と続け、両投手が見せたピッチングに賛辞を送った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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  • 平良海馬をどこまで酷使する気かよ。辻発彦が日大アメフト部の元監督に見えて仕方ない。
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