プレミアリーグ第2節が22日に行われ、ウルヴァーハンプトンとトッテナムが対戦した。
トッテナムは勝利した開幕節マンチェスター・C戦と同じ先発11人を起用し、主将ウーゴ・ロリスがクラブ史上初となるプレミアリーグ通算300試合出場を達成。また、去就に注目が集まるハリー・ケインがベンチ入りし、72分から出場した。
トッテナムは8分、デレ・アリが飛び出してきた相手GKホセ・サに倒されてPKを獲得。デレ・アリ自らキッカーを務めると、GKの逆を突いてゴール右下に流し込み、トッテナムが幸先よく先制する。
その後はウルヴァーハンプトンが一方的に押し込む展開が続く。27分、左サイドをえぐったアダマ・トラオレがグラウンダーで折り返し、ジョアン・モウチーニョを経由して受けたのはラウル・ヒメネス。右足ダイレクトシュートでゴール右上を狙うが、惜しくも枠を捉えられない。ウルヴァーハンプトンは何度もトッテナムのゴールを脅かしたが、最後の決定力に欠き、1点のビハインドで折り返す。
後半に入っても主導権を握るウルヴァーハンプトンは59分、ロングフィードに抜け出したネルソン・セメドが右サイドの深い位置からグラウンダーで折り返し、フランシスコ・トリンコンが合わせたが、シュートは相手GKロリスにキャッチされる。61分にはルベン・ネヴェスのスルーパスに抜け出したA・トラオレがGKとの一対一を迎えるが、ロリスのファインセーブに阻まれる。
ケインの投入で流れを変えたトッテナムは81分、敵陣でのボール奪取からショートカウンターを展開。ステーフェン・ベルフワインのスルーパスをペナルティエリア左で受けたケインは、右足で相手GKサの股の間を通そうとしたがこれは失敗。85分にはジオヴァニ・ロ・チェルソの右コーナーキックにニアのエリック・ダイアーが頭で合わせたが、サにセーブされる。
試合はこのまま終了し、最後まで1点が遠かったウルヴァーハンプトンは2連敗。1点を守り切ったトッテナムは、3シーズンぶりの2連勝スタートとなった。次節は29日に行われ、ウルヴァーハンプトンはホームでマンチェスター・Uと、トッテナムはホームでワトフォードと対戦する。
【スコア】
ウルヴァーハンプトン 0−1 トッテナム
【得点者】
0−1 9分 デレ・アリ(トッテナム)