限定公開( 1 )
SNSへの投稿などをめぐって、弾劾裁判所に訴追されている仙台高裁の岡口基一裁判官について、有志の弁護士が8月23日、罷免しないよう弾劾裁判所に求める会を立ち上げた。ホームページ(https://okaguchi.net/)に共同声明を掲載して、賛同者を募っている。
【関連記事:パパ活をやめた女子大生「危険もなく、たくさん稼げるわけがない」心に残される深い傷】
会の名前は「不当な訴追から岡口基一裁判官を守る会」。会の設立に関わった弁護士の1人は、「(6月に)訴追が決まって以降、支援を求める声が出てきた。それを、まとまった1つの運動としてやっていくために、会を立ち上げた」としている。
同会のホームページに掲載された声明によると、岡口裁判官の訴追の事由として、13件のインターネットの発信や記者会見での発言があげられている。
その中で、女子高生が殺害された事件に関連したものについて、「内容的あるいは表現的に不適切なものもないわけではなく、この点同判事にも反省すべき点があるのかもしれない」と指摘している。
|
|
一方で、裁判官の罷免が、退職金の不支給や法曹資格の剥奪を伴う点に触れ、「裁判官の独立の観点から、軽々に罷免処分がなされてはならない」と指摘。さらに、過去の訴追事例が刑事犯罪であることを踏まえて、今回の訴追理由は「刑事犯罪に該当する行為はなく、行為そのものも全て職務と関係しない私的な表現行為」とし、「岡口氏個人としての人権上も極めて問題であるばかりか、裁判官の独立の観点から憂慮すべき事態である」としている。
その上で、「本件行為に不適切性があるとするなら、話し合いや直接の謝罪等で解決されるべき」で、「罷免は相当でない」として、罷免しないように求めている。
声明への賛同は、法曹資格の有無と関係なく、サイトのフォームから誰でもできる。声明をどのように扱うについては、現時点では決まっていないという。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 bengo4.com 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
5年に一度の年金財政検証 「モデル世帯」が将来もらえる年金額は現役世代の5割程度 納付期間の5年延長は見送りを明言 厚労省(写真:TBS NEWS DIG)9
5年に一度の年金財政検証 「モデル世帯」が将来もらえる年金額は現役世代の5割程度 納付期間の5年延長は見送りを明言 厚労省(写真:TBS NEWS DIG)9