トッテナムは、ウルヴァーハンプトンに所属するスペイン代表FWアダマ・トラオレの獲得に関心を示しているようだ。23日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。
報道によると、昨季までウルヴァーハンプトンを率いたトッテナムのヌーノ・エスピリト・サント監督は、右サイドのウイングとウイングバックでプレー可能な“元教え子”を高く評価している模様。トッテナムはトラオレ獲得に向けて、4000万ポンド(約60億円)の買い取りオプションが付帯した、1年間の期限付き移籍をウルヴァーハンプトンにオファーすると見られている。
また、トッテナムは4000万ポンドの分割払いによってトラオレを完全移籍で獲得する選択肢も検討しているようだ。
現在25歳のトラオレは2004年からバルセロナの下部組織に在籍し、2013年11月にトップチームデビュー。しかし、公式戦4試合の出場にとどまり、2015年夏にアストン・ヴィラへと完全移籍した。翌年夏に加入したミドルスブラで評価を高め、2018年夏からウルヴァーハンプトンでプレーしている。
トラオレはヌーノ体制のウルヴァーハンプトンで公式戦通算131試合に出場し、18ゴール10アシストを記録した。ブルーノ・ラージ新体制となった2021−22シーズンも主力として活躍し、プレミアリーグは開幕から2試合連続でフル出場している。また、22日には第2節でトッテナムと対戦。チームは0ー1で敗れたものの、トラオレはその圧倒的なフィジカルとスピードで幾度となくトッテナムのゴールを脅かした。