本拠地で起こった痛烈なブーイング…バイエルンSDが“標的”のサネを擁護「あってはならない」

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2021年08月25日 16:38  サッカーキング

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バイエルンの一部サポーターからブーイングを浴びせられたサネ [写真]=Getty Images
バイエルンでスポーツ・ディレクター(SD)を務めるハサン・サリハミジッチ氏が、ドイツ代表FWレロイ・サネにブーイングを浴びせた一部のバイエルンサポーターを非難した。24日に、ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が報じている。

 現在25歳のサネは、2020年7月にマンチェスター・Cからバイエルンに完全移籍で加入。昨シーズンは公式戦44試合に出場して10ゴール12アシストを記録したものの、4,900万ユーロ(現在のレートで約63億1,000万円)の移籍金に見合った活躍をしていないと感じたサポーターが多かったようだ。今シーズン、サネはここまで公式戦3試合に出場しているが、いまだノーゴール。特に、22日に行われたブンデスリーガ第2節・ケルン戦では低調なパフォーマンスに終始し、本拠地『アリアンツ・アレーナ』に駆けつけたサポーターの一部からブーイングを浴びせられた。一部サポーターは相当にフラストレーションを溜めていたようで、サネが前半のみで交代することが分かると拍手を贈っていた。

 試合後、この事態にサリハミジッチSDが反発。サネに対する一部サポーターの反応を批判した。

「レロイ(・サネ)にとって、たしかにケルン戦は素晴らしい出来ではなかったと思う。ただ、そうだとしても、我々は常にサポーターが選手たちを支えてくれることを期待している。『アリアンツ・アレーナ』で特定の選手がブーイングされるような事態は困る。そんなことはあってはならないんだ」

「我々はこれからも、クラブとしてレロイをしっかり守っていくつもりだ」

 一部サポーターの態度には、チームメイトのドイツ代表MFヨシュア・キミッヒや同国代表FWトーマス・ミュラーらも苦言を呈していた。次にバイエルンが『アリアンツ・アレーナ』で試合を行うのは、28日に控えている第3節のヘルタ・ベルリン戦。サネが出場した場合、サポーターの反応はどのようなものになるのだろうか。
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