オリックス・宮城大弥がソフトバンク戦初勝利ならず「対応しないといけない部分が多かった」

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2021年08月29日 00:30  ベースボールキング

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オリックス・宮城大弥<写真=北野正樹>
オリックス 2 − 2 ソフトバンク
<16回戦・京セラドーム大阪>

 オリックスは28日、リーグトップタイの11勝をマークしている左腕・宮城大弥が先発。同一リーグで唯一勝ち星を挙げていないソフトバンク相手に今季12勝目を目指したが、先制を許し、対ソフトバンク戦の初白星はお預けとなった。

 宮城は3回、二死一、二塁から栗原陵矢に先制タイムリーを許すなど、毎回走者を背負う展開に。それでも6回を106球、被安打7、与四球2の1失点と、最小失点で凌ぐことに成功。すると6回裏、二死から吉田正尚と杉本裕太郎がつなぎ、安達了一の適時打で試合を振り出しに戻した。

 その後、ソフトバンクが8回に二塁打からの犠打と犠飛で勝ち越したが、オリックスは9回に吉田正と杉本で再びチャンスを作り、代打・ジョーンズの適時打で同点。なおもサヨナラのチャンスだったが、後続は続かず試合は2−2の引き分けという結果に終わった。

 粘り強いピッチングを見せたものの、リードを許す結果となった宮城は「野手陣の好守備に助けてもらっていましたが、追い込んでからのヒットも多かったし、いい打球(捉えられた打球)が多かった。ボール球を投げる時はしっかりとボールに投げ切るなど、もっと対応しないといけない部分が多かったと思います」と、反省しきりだった。

 試合後、オリックスの中嶋聡監督は、土壇場でのドロー決着に「追いついたとも言えるけど、勝ち越すチャンスはあったので、そこは追い求めたいところ」と、勝ち切れなかったことに悔しさをにじませた。一方、先発の宮城に関しては「だいぶ粘られたけど1失点というのは素晴らしい」と、苦しみながらも最小失点に抑えたピッチングを評価した。
 
 また、同点で迎えた7回一死一塁の場面で、初めて起用した新助っ人・バルガスについても言及。中嶋監督は「いいですよ。どういう場面で使うというのは、ある程度頭の中にはあった。球種も性格的にも知っているし、ああいうところで力を発揮すると思う。もちろん先発もできるんですけど」と語り、四死球などで二死満塁としながらも最後は栗原を中飛に仕留めてピンチを脱した新戦力への期待を口にした。

 最後に「引き分けのことは考えない。やっぱり勝ち負け」と語った指揮官。どんな状況にあっても最後まで勝ちを諦めないその姿勢が、今年のオリックスの強さの源泉となっている。


取材・文=どら増田


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ピンチを作るもこの回無失点!茨城アストロプラネッツ(@ibaraki_planets)より入団のオリックス(@Orix_Buffaloes)・バルガス投手が勝ち越し許さず!#バルガス #Bs2021

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