セリエA第2節が29日に行われ、ミランとカリアリが対戦した。
試合は立ち上がりにホームのミランが先制する。12分、ゴール左寄りのエリア付近でFKを獲得すると、キッカーのサンドロ・トナーリは元イタリア代表Mアンドレア・ピルロを彷彿とさせる見事なキックでこれを沈めてみせた。一方、早くもビハインドを負ったカリアリも15分、ジョアン・ペドロが浮き球のラストパスを送ると、これにアレッサンドロ・ディオラが頭で合わせてすぐさま同点に追いつく。
すぐにリードを失ったミランだったが直後の17分、ラファエル・レオンが左からのカットインでミドルシュートを放つと、これが前線のブラヒム・ディアスに当たってコースが変わりゴールイン。ラッキーな形で再びリードを取り戻すと、勢いに乗った24分には、B・ディアスのラストパスをオリヴィエ・ジルーが左足のダイレクトで流し込み、ベテランの移籍後初ゴールでその差を2点に広げた。
さらに前半終了が近づく43分には、B・ディアスが思い切ったミドルシュートを放つと、ブロックに入ったDFの手に当たったとの判定でPKを獲得。これをジルーが冷静に決め、前半のうちにスコアを4−1とした。
前半でほとんど勝負の決着をつけたミランは、積極的に交代カードを切りながら後半も危なげなく試合を運び、このまま勝利。新エースのドッピエッタもあり、戻ってきたホームのファンに大勝を届けた。
次節、ミランはラツィオと、カリアリはジェノアとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
ミラン 4−1 カリアリ
【得点者】
1−0 12分 サンドロ・トナーリ(ミラン)
1−1 15分 アレッサンドロ・ディオラ(カリアリ)
2−1 17分 ブラヒム・ディアス(ミラン)
3−1 24分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
4−1 43分 オリヴィエ・ジルー(PK/ミラン)
【動画】ジルー、ミラン移籍後初ゴール
https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1432176520232153088