勝利への執念、そして厳しさを持つ巨人・原辰徳監督

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2021年08月31日 10:14  ベースボールキング

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巨人・原辰徳監督(C) Kyodo news
巨人、8月29日の中日戦に勝利し、首位・阪神が広島に敗れたため首位に浮上した。

 開幕から坂本勇人、菅野智之、丸佳浩、梶谷隆幸といった主力が離脱し、さらに新外国人のスモークが退団するなど、なかなかベストメンバーで戦うことができないなかで、今いるメンバーでやり繰りし、そのなかで白星を積み重ねている。原監督の特徴として、主力であっても“今”状態の良い選手を起用する。主力の丸も打撃不振で、二軍落ちを経験したほどだ。

 そういった厳しさは、後半戦に入ってからも変わらない。たとえば15日の中日戦では前半戦、8勝を挙げた戸郷翔征が4回まで無失点に抑えていたが、5回に2点を失うと降板させた。後を受けた今村信貴がピンチを脱し、チームは4−2で勝利した。

 17日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−巨人戦』で解説を務めた野村弘樹氏は「戸郷が先発してちょっとフラフラしてスパッと代えましたよね。あの辺が原監督の厳しさであり、勝利に対する執念を感じましたね。ベテラン、若手、外国人も関係ないですよね。良いものは使う、悪いものは使わないとはっきりして戦っている」と分析する。「選手も緊張感を持ちながらゲームに出ているでしょうし、逆に言うと、チャンスはいつでも回ってくると考えられる。ベンチ全体が緊張感を持って試合に臨んでいると、外から見ていて感じますね」と自身の見解を述べていた。

 8月中旬にはトレードで中田翔を獲得。8月24日で放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島戦』で解説を務めた江本孟紀氏は「すぐ使うあたりが原監督らしいですよね。一見、恩情があるような使い方ですけど、結果を出さないとあっさり冷たく落とされますよ。打てない選手をダラダラ使うチームじゃない。そこは厳しいですよ」と話した。

 残り44試合。1位でゴールテープを切るため、原監督は実績などではなく、現状のベストメンバーで戦ってくるだろう。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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  • 「打てない選手をダラダラ使うチームじゃない。」←5月から月間打率2割前後の大城をスタメンで使い続け阪神に8ゲーム差をつけられてたやん。去年の10月もね。
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