湘南ベルマーレは1日、浮嶋敏監督が8月31日付けで退任することをクラブ公式サイトで発表した。
クラブ公式サイトには「この度、浮嶋敏氏が監督を退任することを発表いたします。浮嶋氏には、2019年秋の大変に厳しい状況の中、我々からの強い要請を受け入れてくれ、苦しみながらもJ1残留に導いてもらいました。そして、昨年から世界中でまん延しているコロナ禍での難しい環境下で、今日までチームを率いてもらいました。浮嶋氏のクラブ愛と指揮官としての日々に心から感謝をしています」と、代表取締役会長・眞壁潔氏と代表取締役社長・水谷尚人氏の連名でコメントが掲載されている。
また、同公式サイトには以下のように、浮嶋氏のコメントが掲載されている。
「8月31日を以って、監督を退任することになりました。今シーズン、クラブの目標である勝ち点50を目指す中、勝ちきれない試合が続いたことは、すべて監督である私の責任であります」
「常にベストを尽くして共に戦ってくれた選手、日夜チームのために尽くしてくれたチームスタッフ、フロントスタッフ、アカデミースタッフ、そして、どんな時も熱く強く支えてくださったサポーター、スポンサーの皆様方、本当にありがとうございました」
「シーズンはまだ続きます。このクラブにふさわしいのはJ1の舞台です。そのためにチームは一丸となって残りの11試合を戦っていきます。皆様には、より一層の応援をいただきますよう、心よりお願い申し上げます」
なお、浮嶋氏の後任は今シーズンにトップチームコーチを務めていた山口智氏が就任する。山口新監督は以下のようにコメントしている。
「急なことではありますが、監督のオファーをいただき、いま自分にできることを考えた時にやるという決断に至りました」
「半年前に湘南に呼んでもらい、恩がありますし、今の選手・スタッフに対しても思い入れがある中でこの大役を引き受けることとなりました。チーム、クラブ全体が前向きにサッカーと向き合い、今以上に楽しめるようなチーム作りをしていきたいと思います」
「湘南というチームを今まで以上にカラーのある、魅力のあるチームにしていくことができるように、今いる選手・スタッフと共に前に進んでいきたいと思います」
湘南は、今シーズンの明治安田生命J1リーグで27試合を消化し、5勝11分11敗。勝ち点26で15位に位置している。J2降格ラインの17位・徳島ヴォルティスとの勝ち点差は「3」。