チェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョが、かつての批判を浴びていた時期を振り返った。イギリス紙『デイリーメール』が伝えている
ジョルジーニョはヴェローナのユースチームに所属し、2010年にトップチームに昇格。2014年にナポリに移籍すると、マウリツィオ・サッリ監督のもとで躍進に貢献し、サッリ監督と同タイミングの2018年にチェルシーに加入した。チェルシーでは恩師の信頼を勝ち取り初年度から出場時間を伸ばした。
しかしファンの一部は、ゴールやアシストといった数字を残さないジョルジーニョを批判。「サッリの息子」と揶揄しブーイングを浴びせた。現在ではチャンピオンズリーグ(CL)、イタリア代表としてEURO2020を制しUEFAの最優秀選手にも輝き名実ともに欧州トップとなったジョルジーニョ。同選手は当時の批判を振り返り、モチベーションとしていたことを明かした。
「彼らが何を言っていたか、みんな覚えているだろう? あいつは遅すぎる。あいつは弱すぎる。あいつはサッリの息子だ。それは本当に腹が立った。でも聞いてくれ、彼らは僕を過小評価していたんだ。僕はどのクラブでも波乱万丈のスタートを切ってきた。どのクラブでもだよ。信じられないよ」
「僕がヴェローナに来た時誰も欲しがらなかった。ローンで4部送りになったこともある。それでも僕は仕事を続け、リスペクトを勝ち取った。そしてヴェローナに戻り、セリエAに昇格した。ナポリでも大変な一年を過ごした。そしてサッリが来てすべてを変えたんだ」
「チェルシーではどうだったかって? 批判を燃料にした。『この人たちは恥ずかしい思いをするだろう』と考え続けたよ。そして今、EL、CLのタイトルをもってここに座っている。批判をしていた人たち全員に一言だけ言いたい。『本当にありがとう』とね」