ビエイラとマクガフ、両守護神の慎重さ欠いた1球? 立浪氏が一言「もったいなかった」

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2021年09月03日 07:30  ベースボールキング

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巨人のビエイラ (C) Kyodo News
◆ 不用意な1球がなければ!?

 2日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた立浪和義さんが、9回に1点ずつを奪い合って2−2の引き分けに終わった巨人とヤクルトの一戦について言及。両守護神のピッチングを振り返った。

 試合は1−1の同点で9回に突入。巨人は32試合連続で無失点を継続している守護神のビエイラを起用したが、先頭のオスナに二塁打を打たれると、続く中村悠平の犠打で一死三塁のピンチに。ここで送り出された代打の切り札・川端慎吾に初球のストレートをセンター前に弾き返されて勝ち越しを許した。

 立浪さんは、代打で好成績を残している川端を迎えた場面を振り返り、「一死三塁のケースで一番いいバッター。相手打者からしたら、対ビエイラは真っ直ぐしか狙わない。その真っ直ぐを初球からストライクゾーンに投げて打たれた。9回1点勝負なので、後のバッターを考えれば、高めのつり球とかを使って、カウントが悪くなれば歩かせて後ろのバッター勝負でもよかった」と述べ、不用意な1球だったと指摘。

 「もちろん打った川端もこれだけ速いボールに初球から合わせてくるので素晴らしい」としつつも、「ミートもうまい一番いいバッターということを考えると、この1点は少しもったいなかった」と続け、慎重さを欠いた入り方だったとの見方を示した。

 これには同日の放送で同じく解説を務め、現役時代は投手として活躍した平松政次さんも「(自身であれば)インサイドのボールから入りたい。いいバッターは初球から狙ってくる。ボール球から行けば反応もわかる。外の落ちるボールとか、簡単にストライクをとりに行ったら打たれますよ」とコメントし、立浪さんの考えに同調した。


 また、立浪さんは9回の裏に登板したヤクルトの守護神・マクガフが、先頭打者の吉川尚輝を0−2と追い込みながら3球目を打たれた場面についても言及。

 結果的にこの走者が同点のホームを踏むことになったが、立浪さんは「追い込んでから甘い変化球なんですけど、もう少し意識してほしかった。ボール球を振らせようという変化球であればいいんですが、マグガフは少しストライクを揃えてしまう。だから、やられる時は連打でやられてしまう」とマクガフの悪癖を指摘。

 さらに、「カウントが有利なら警戒しながら。その後は警戒して投げられていただけに、あの先頭をしっかりとれればかなり勝ちに近づいたと思うので、もったいなかった」と続け、追い込んでからの不用意な1球を残念がった。

 ここから1試合の重みが増していく終盤戦。守護神たちの一挙手一投足から目が離せない試合が続いていきそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

このニュースに関するつぶやき

  • キャッチャーの責任もあると思うぞ。コントロールが荒れている→スライダーやスプリットだと後逸が怖い→とりあえずストレートで→狙い撃ち
    • イイネ!1
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