掛布氏がみた阪神・佐藤輝明

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2021年09月05日 08:12  ベースボールキング

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阪神・佐藤輝明 (C) Kyodo News
4日にニッポン放送で放送された阪神−巨人戦(MBSラジオの制作)で解説を務めた掛布雅之氏が、阪神の佐藤輝明の打撃について言及した。

 掛布氏は「右足がつっかえ棒のように、右足の膝が柔らかくないんですよ。いい時の佐藤は右足の膝が柔らかく使えるんですけど、今は突っ張ってしまうんですよね」と指摘。

 試合前まで28打席連続無安打の佐藤は、この日は8月28日の広島戦以来となるスタメン出場を果たした。

 0−0の2回二死走者なしで迎えた第1打席は、巨人先発・高橋優貴が2ボールから投じた3球目のストレートを打つも右飛。掛布氏は「(スイング自体は)悪くはありません。ただ詰まっているんですよね」と話した。

 0−1の5回一死一塁の第2打席、2球目をファウルにすると、掛布氏は「右足が本当に膝がカチカチなんですよね。右の膝をゆっくり使えるようにならないと、バットを下半身で振れない」と指摘。結局、この打席は、インハイのまっすぐに空三振に倒れた。

 掛布氏は「見せ球を投げてくるのをわかっていて、あそこのボールの見極めというのは、これから佐藤にとって大きなポイントになると思いますね」と課題点を挙げるも、「ただ難しいのはあの高さからカーブを投げられる、変化球を投げられると、あの高さはストライクになる。その見極めは左バッターは非常に難しい」と明かした。

 2−3の7回一死走者なしで迎えた第3打席は、巨人・デラロサが1ボールから投じた2球目のインコースのカットボールをライトポール際にファウル。このファウルに掛布氏は「振り抜けていますよ。今のは打ってもファウルになるボールですけど、こういうファウルでタイミングというか、体がビーンと電気を走るように思い出すことがあるんですよ」と話したが、結局インハイのストレートに空振り三振。

 掛布氏は「2ストライク目の低めの変化球を見逃せるかなんですよ」と話し、試合後には「ベンチに置くんだったら使い続けて欲しいんですよ。8番でいいと思います。8番だと次はピッチャーじゃないですか。佐藤の内容からするとボールで攻めてきますよ。ボールの見極めを覚えると思う。後ろがピッチャーですから。佐藤はボールの見極めができる8番バッターであれば、ピッチャーまで回る確率があがる。打順の流れがよくなりますよね。8番の佐藤という形でしばらく使い続けるというのは、面白いと思いますね」と自身の見解を述べていた。

(提供: MBSベースボールパーク)

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  • 1年目から2年目のジンクスが来たと思ってる。ここを乗り越えたら爆発よ。
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