中日、木下雄介に捧げる白星 追悼試合で『背番号98』完封リレー

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2021年09月05日 18:04  ベースボールキング

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ベースボールキング

中日・福留孝介 (C)Kyodo News
○ 中日 2 − 0 DeNA ●
<18回戦 バンテリンドーム>

 8月3日に亡くなった木下雄介投手の追悼試合として行われた一戦は、チーム全員が背番号98を背負った中日が完封リレーで接戦を制し、右腕に白星を捧げた。

 試合は相手先発・今永昇太の前に打線が苦戦しずらりとゼロが並ぶ展開。それでも中日も先発のジャリエル・ロドリゲスが6四死球を与えながら5回・98球で2安打無失点と粘投を見せ、6回以降も田島慎二、祖父江大輔、又吉克樹が必死の無失点リレーで繋いだ。

 すると8回、2番手・エスコバーに対峙した7番・高橋周平が一死から中安打で出塁し、武田健吾の犠打で二死ながら走者を得点圏へ。投手の打順を迎えたところで登場した代打・福留孝介が右中間フェンス直撃の適時打を放ち均衡を破ると、続く1番・京田陽太も左翼線二塁打で続き2点を先行した。

 最終回は守護神のライデル・マルティネスがきっちり三者凡退で締めくくり、背番号98で繋いできた5投手による完封リレーが完成。8回を抑えた4番手・又吉が今季初勝利(1勝2敗8セーブ)を掴み、マルティネスが15セーブ目を手にした。

 決勝打を放った福留は「なんとしても今日は絶対に勝って、木下にいい報告をしたいという思いでゲームに臨んだ」とコメント。家族ぐるみでも木下雄と親交が深かったという京田は、時折言葉を震わせながらも「最初ファールかなと思ったんですけど、雄介さんがいいところに落としてくれた」と勝利を手繰り寄せる貴重な一打を振り返った。

 与田監督も「雄介が倒れてから、本当にみんないろんな気持ちで戦ってきて、今日ご遺族がお越しのなかで素晴らしいゲームがお見せできてよかった。みんなよく頑張ってくれた」と特別な一戦を振り返り、選手を労った。


【動画】福留が燃えた!木下雄介に捧げる決勝打

ベテランのひと振りで
ついに、ついに試合が動く!


代打 #福留孝介
魂の先制ツーベース🔥

⚾#プロ野球(2021/9/5)
🆚中日×DeNA#中日ドラゴンズ #dragons #NPB #DAZN pic.twitter.com/V1eypvMK6S— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 5, 2021

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