乃木坂46久保史緒里のグラビアに見る、さらなる成長への確信 夏の余韻を感じさせる高い純度のカット

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2021年09月06日 12:01  リアルサウンド

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『週刊少年マガジン』40号

 乃木坂46の久保史緒里が9月1日に発売された『週刊少年マガジン』40号(講談社)の表紙&巻頭グラビアに登場した。乃木坂46での活動のほか、ファッション誌『Seventeen』の専属モデルを務めていたり、舞台『夜は短し歩けよ乙女』に出演したり、多彩な活躍ぶりを見せている久保史緒里による夏らしいグラビア。それは、静かで爽やかで、まるでラムネ瓶のように透き通って見える。


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■親しみやすさと神秘さのバランス


 髪を無造作にひとつに束ね、瓶に入ったラムネを勢いよく喉に流す。しゅわしゅわの微炭酸。飲んでいると素早くぬるくなる温度感に、残暑を感じる。そんな情景から始まる誌面のグラビア。乃木坂46に加入して5年目、20歳を迎えた久保史緒里は、儚げな雰囲気を変わらず持ち続けながらも、いつしか凛々しい存在感をも放つようになっていた。控えめに見えるまっすぐな瞳には、うっすら強い意志が浮かんでいる。ステージに立ち、舞台に立ち、広い会場を見渡してきた確かな目。アイドルとして、女性として。これからの久保史緒里のさらなる成長と活躍がとても楽しみだ。


 続くページで、川遊び。ピンク色のロングスカートの裾が濡れても気にしない。無邪気に笑っている表情は、ごくごく普通の女の子。石の上にしっとり佇む表情は、どこか神秘的。身近さと尊さのバランスよく共存している。だから、ふとした瞬間好きになって、ふとした瞬間深い魅力に引き込まれてしまうのだろう。


 Tシャツにショートパンツといったラフなスタイルで自転車にまたがる。風になびく、長い髪。日陰の少ない道を、どんどん突き進んでいく。水道で手を洗い、そのままTシャツで水を拭う手元のカット。もしも子どもだったら、親に注意されるであろうその仕草を見て、また久保史緒里との距離が縮まったような気がする。


 次のカットでは、黒いTシャツ姿で部屋のなかにいる何気ない瞬間を捉えている。家庭的にも見えるし、子どもらしくも見える。川のなかで神秘的に見えたオーラが日常風景に馴染む不思議。久保史緒里の魅力は、そんなところに凝縮されているのではないかと思う。


 最後、再び川のシーンに戻り、笑顔を見せている。表情を明るく照らす太陽の光。先ほどと同じく、ピンク色のスカートの裾は濡れたままだ。もうすぐ夏が終わる。夢のような、何でもない1日のような。久保史緒里のグラビアが、高い純度でその余韻を感じさせてくれるようだ。


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