イングランド代表FWブカヨ・サカ(アーセナル)が、バースデーゴールを挙げた喜びを語った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
サカは5日に行われたFIFAワールドカップカタール2022欧州予選・グループI第5節のアンドラ代表戦に先発出場すると、2−0で迎えた78分にジェシー・リンガードのゴールをアシストすると、85分にはリンガードのクロスにサカが頭で合わせ追加点をマーク。フル出場を果たし、4−0の勝利に貢献した。
9月5日に20歳の誕生日を迎え、嬉しいバースデーゴールとなったサカは試合後、「これは僕にとって完璧な誕生日プレゼントだ。勝利できたことを本当に嬉しく思っているし、このように誕生日を祝うことができる」と喜びを語った。
「このような熱烈な歓迎をみんなから受けたことは、彼らが僕のことをどれだけ誇りに思っているかを示していて、それは僕にとって大きな意味がある。本当に大きな違いだった。今でも彼らが僕の名前を呼んでくれているのが聞こえる。彼らがサポートしてくれているということはすべてを意味している。ウェンブリーで家族や観客たちの前でプレーして、20歳の誕生日にゴールを決めるということは僕が夢見てきたことだ」
サカは今年7月11日に行われたEURO2020決勝のイタリア代表戦でPK戦の5人目のキッカーを務めたが、無念の失敗に終わった。EURO準優勝の大躍進でイングランド中に希望を与えたチームの一員にもかかわらず、同じくPKを失敗したFWマーカス・ラッシュフォードやMFジェイドン・サンチョとともに、試合後にオンライン上で人種差別的な誹謗中傷の被害に遭っていた。イングランド代表にとっては同試合以来となる『ウェンブリー・スタジアム』での一戦となったが、アンドラ戦でサカは大きな歓声を受けることとなった。