日本ハム・伊藤が東京五輪経て進化 齊藤明雄氏「また一段と良くなった」

0

2021年09月08日 07:20  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

日本ハム・伊藤大海 (C) Kyodo News
◆ 対照的に映ったルーキー同士の投げ合い

 ドラフト1位ルーキーの投げ合いに注目が集まった一戦は日本ハムが勝利。伊藤大海が7回7安打2失点の力投で楽天の早川隆久に投げ勝ち、今季9勝目を掴んだ。

 伊藤は序盤から走者を背負い続ける苦しい投球だったが、4回まで粘り強くゼロ行進。2点を先制してもらった直後の5回に同点に追いつかれるも、再び2点を勝ち越してもらった直後の6回は3人でピシャリ。7回は一死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けリードを守った。

 伊藤は7回107球、7安打2失点、5奪三振3四球の内容でリーグ3位タイとなる9勝目(5敗)。早川は3回までノーヒット投球も、4回と5回にそれぞれ2点を失い、5回5安打4失点で今季5敗目(7勝)を喫した。

 7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた齊藤明雄さんは、伊藤の投球について「オリンピックに出てから、さらに自信をつけているような投げっぷり。最初から良かったですけど、また一段と良くなった」と、東京五輪での活躍を経て凄みを増したゴールデンルーキーを絶賛。

 侍ジャパンでコーチを務めていた解説の井端弘和さんは「オリンピックでもストライクゾーンである程度ファウルをとれたり打ち取れていたので、そこで自信がついたのでは。細かいコントロールを気にせず投げだしたのかな」と、日の丸を背負いともに戦った侍戦士の進化に言及した。

 一方、この試合で自身3連敗となった早川について、齊藤さんは「開幕当初はもの凄く腕の振りも良かったんですけどね。ここ何試合か見ているとボールを置きにいって、投げきれてないんですよ」と、白星を稼いでいた前半戦との投球の違いを指摘。

 伊藤とは対照的に腕の振りが鈍っていることから「打者からしたらボールのキレが悪いから簡単に捕えられているのかな。チェンジアップも押し出すように投げているので変化していない。緩急が付けられないピッチングになっているのでは」と、持ち味が消えたパフォーマンスを心配していた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定