マンチェスター・Uに所属するイングランド代表MFジェシー・リンガードが、契約延長のオファーを拒否したようだ。7日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
リンガードの現行契約は2022年6月30日までとなっているため、来年夏にはフリーでの移籍が可能となる。報道によると、マンチェスター・Uは契約延長のオファーを提示したものの、同選手がこれを拒否したという。そのため、来年夏にマンチェスター・Uを離れる可能性が高くなっているようだ。
現在28歳のリンガードはマンチェスター・Uの下部組織出身で、2014年8月にトップチームデビューを果たした。レスターやバーミンガム、ブライトン、ダービー・カウンティへのレンタル移籍も経験。トップチームではこれまで公式戦通算211試合に出場し、33ゴール20アシストを記録している。
今年1月には半年間の期限付き移籍でウェストハムに加入し、プレミアリーグ16試合の出場で9ゴール5アシストを記録する活躍を見せた。このことから今夏にはウェストハムが再獲得を熱望していたものの、マンチェスター・Uが放出をためらったこともあり、交渉はまとまらなかった。
しかし、今シーズンのリーグ戦ではここまで1試合に途中出場しただけで、出場時間はわずか4分にとどまっている。今夏にはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが加入したほか、負傷中のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが戦列に復帰した場合にはリンガードの出場機会がさらに減少することが予想されている。
イングランド代表として出場した5日のアンドラ代表戦では2ゴール1アシストを記録し、4−0の勝利に貢献したリンガード。新契約オファーを拒否したことが伝えられているが、果たして来年夏にマンチェスター・Uを離れるのだろうか。