チェルシーは、来年1月の移籍市場で再びセビージャに所属するフランス代表DFジュール・クンデの獲得に再び動く可能性があるようだ。7日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
今夏の移籍市場でクンデの獲得を画策していたチェルシーは、セビージャと4700万ポンド(約71億円)程度の移籍金で口頭合意したことが伝えられていた。しかし、まずはDFの枠を空ける必要があったため、フランス代表DFクル・ズマをウェストハムへと2980万ポンド(約45億円)で売却。その後、クンデ獲得に向かったものの、セビージャが突如移籍金を引き上げ、設定されている契約解除金の満額である6800万ポンド(約103億円)を要求したことにより、交渉は決裂した。
チェルシー移籍が実現しなかったことにクンデがセビージャに対して激怒しているとも報じられているが、チェルシーもクンデ獲得を諦めていないという。
チェルシーではブラジル代表チアゴ・シウヴァ、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンら主力守備陣たちの現行契約が2022年6月30日までとなっている。生え抜きのクリステンセンは先日、契約延長を示唆したものの、T・シウヴァは今月22日に37歳の誕生日を迎えるほか、主将のアスピリクエタも32歳となったこともあり、トーマス・トゥヘル監督は22歳のクンデ獲得を希望しているようだ。
なお、チェルシーとしては来年1月にクンデを獲得できなかったとしても、来年夏の移籍市場での獲得も視野に入れて同選手の動向に注目していることが報じられている。今夏の交渉は失敗に終わったが、果たしてセビージャと合意に至ることはできるのだろうか。