昨年8月に頭部が結合したまま誕生した双子の女児の分離手術が、イスラエルで初めて成功した。今回の成功は、2019年7月にイギリスのグレート・オーモンド・ストリート病院(Great Ormond Street Hospital)で行われた分離手術に次ぐもので、同病院の専門医の協力のもと行われたという。『The Jerusalem Post』『The Mirror』などが伝えた。
【この記事の動画を見る】
去る9月2日、イスラエルのベエルシェバ市にあるソロカ大学医療センター(Soroka Medical Center)で1歳女児の結合双生児の分離手術が12時間かけて行われた。同センターで昨年8月に誕生した彼女たちは「クラニオパガス(Craniopagus)」と呼ばれる世界的にも珍しい頭部が結合した双子だ。カリフォルニア大学デイビス・ヘルス(UC Davis Health)が昨年発表した研究結果によると、そのような双子が生まれるのは250万件に1組程度とのことだ。
画像は『The Mirror 2021年9月6日付「Conjoined twin sisters attached at head successfully separated after 12 hour operation」(Image: via REUTERS)(Image: Soroka Medical Centre)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 上川華子)