広島・鈴木誠也が6戦8発“衝撃の一週間” 打率6割超えの絶好調で上位迎え撃つ

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2021年09月09日 22:42  ベースボールキング

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ベースボールキング

広島・鈴木誠也 (C)Kyodo News
○ 広島 12 − 5 中日 ●
<20回戦 マツダスタジアム>

 広島が2カード連続勝ち越し。打撃絶好調の主砲・鈴木誠也が2本塁打を含む4打数3安打3打点の大当たりで、チームを勝利へ導いた。

 頼れる主砲のバットは初回に火を噴いた。3番・西川龍馬の先制2ランの直後、カウント1−1から相手先発・勝野昌慶のスライダーを逆らわずに右中間席へ運び、ランス(1987年)と新井貴浩(2005年)の球団記録に並ぶ6試合連続ホームラン。王貞治(元巨人)とバース(元阪神)が持つ7試合連続の日本記録にリーチをかけた。

 さらに、守りのミスが絡み同点とされた直後の4回には、再び流れを引き戻す27号2ランを左翼席へ放り込みマルチホームラン。3点リードの6回にも中安打で得点機を演出し、この日は4打数3安打1四球の4出塁で3打点3得点の活躍。

 7・8月度の月間MVPに選ばれた鯉の主砲は、この1週間(6試合)で24打数15安打8本塁打の打率.625、11打点11得点と猛烈な勢いで打ちまくり、チームを2カード連続の勝ち越しへと牽引した。

 試合後のヒーローインタビューでは「(西川)龍馬が僕の苦手な得点圏で先に打ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れました」と第1打席の一発を振り返り謙遜したが、この一週間は全試合で第1打席に快音を響かせ5本塁打6打点と驚異の成績をマーク。凄まじい集中力で攻撃の口火を切ってきた。

 広島は10日から阪神と2連戦を戦い、日曜日は巨人を迎える“対上位”の本拠地3連戦。チームはまだまだ借金返済に追われているものの、この週末の戦いぶり次第では、三つ巴の上位争いをかき回す存在になりそうだ。

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