トゥヘル監督、MFサウール獲得の経緯を説明「他の3選手に問題はない」

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2021年09月11日 15:14  サッカーキング

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チェルシーに所属する中盤の選手たち [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、今夏獲得したスペイン代表MFサウール・ニゲスについて言及した。10日、クラブ公式サイトが伝えている。

 チェルシーは8月31日にアトレティコ・マドリードから買い取りオプションが付随した今シーズン終了までの期限付き移籍でサウールを獲得。加入後初戦となる11日にホームで行われるプレミアリーグ第4節のアストン・ヴィラ戦でのデビューが期待されている。

 チェルシーの中盤にはフランス代表MFエンゴロ・カンテ、イタリア代表MFジョルジーニョ、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチといった選手たちが所属している。そんな中、移籍市場最終日にサウールを獲得した理由についてトゥヘル監督はアストン・ヴィラ戦の前日会見で次のように説明した。

「昨シーズンは4人目のMFとしていたビリー・ギルモアをノリッジへと期限付き移籍で放出した。それは高いレベルでより多くの出場時間を得るために必要だったから同意したことだった。このコロナの状況で、EUROやコパ・アメリカなどの大会が行われた後の今、マテオ、ジョルジーニョ、エンゴロの3人だけでシーズンに突入することに個人的には少し心配していた」

「それは能力や特徴が足りないからではない。彼ら3人を指導できることは最も幸せな監督の1人ではあるが、これに関しては少し予測できないことだ。12月にはクラブワールドカップがあり、多くの試合が予定されている。正確に何が起きるかは誰にもわからない。ほとんどの場合、常に2人か3人がプレーすることになる。1人が負傷したり、1人が出場停止になったら、ある選手に過負荷がかかる危険性がある」

「だから、私たちは代役候補を探していたが、決して必死なわけではなかった。サウールは何年もチェルシーが追っていた選手の1人であった。私も何年にも渡って彼を知っており、他のクラブにいた時には彼を獲得しようとしたこともあった。それは実現しなかったけどね。だから、最後の最後にローンで獲得できる可能性があると分かった時はとても興奮した」

「彼はまさに、ジョルジーニョやエンゴロに休みが必要な時に完璧に当てはまる選手だと思う。彼はマテオとも、ジョルジーニョとも、エンゴロともうまくプレーできると思う。とても戦略的な選手であり、優れたパス能力を持っていて、とても厳しいクラブの出身だ。彼はうまくはまると思うし、私はとても嬉しく思っている。私たちは人数という点では最大のチームではないが、質や特徴といった点ではとても強力なメンバーがいる。サウールがその一員となったことをとても嬉しく思っている」
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