プレミアリーグ第4節が11日に行われ、クリスタル・パレスとトッテナムが対戦した。
唯一の開幕3連勝で首位に立ったトッテナムは、移籍市場最終日に獲得したエメルソン・ロイヤルを先発で起用。ジャフェット・タンガンガがエリック・ダイアーとセンターバックのコンビを組んだ。一方、代表戦で負傷したソン・フンミンとステーフェン・ベルフワインが欠場し、W杯予選に参加した南米出身の選手たちもメンバー外。複数の若手選手がベンチ入りを果たした。
トッテナムは12分にアクシデントが発生。ダイアーが相手FWジョルダン・アイェウのタックルを受けた際に足を負傷し、ジョー・ロドンとの交代でピッチを後にした。
前半はクリスタル・パレスが7本のシュートを打ったが、トッテナムの守備に阻まれて得点ならず。一方、トッテナムは攻撃の形を通れずシュート0本に終わり、試合はスコアレスで折り返した。
53分、トッテナムのタンガンガとクリスタル・パレスのウィルフレッド・ザハが口論となり、ジョナサン・モス主審は両者にイエローカードを提示。すると58分、タンガンガが相手への激しいタックルで2枚目のイエローカードを受け取り、トッテナムは残り時間を数的不利で戦うことになった。
すると74分、クロスをブロックしたトッテナムのDFベン・デイヴィスがハンドを取られ、クリスタル・パレスがPKを獲得。キッカーを務めたザハは相手GKウーゴ・ロリスの逆を突いてネットを揺らし、クリスタル・パレスが先制する。
85分、クリスタル・パレスが追加点を獲得する。左サイドからザハがグラウンダーで折り返し、中央でボールを収めたのはオドソンヌ・エドゥアール。トラップを挟んで左足を振り抜くと、シュートはゴール右下に吸い込まれ、デビュー戦で初得点を記録した。
終了間際にはギャラガーのラストパスを受けたエドゥアールが冷静にネットを揺らし、この試合2点目を記録した。
試合はこのまま終了し、クリスタル・パレスは今季初勝利、トッテナムは今季初黒星となった。次節、クリスタル・パレスは18日にアウェイでリヴァプールと、トッテナムは19日にホームでチェルシーと対戦する。
【スコア】
クリスタル・パレス 3−0 トッテナム
【得点者】
1−0 76分 ウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)
2−0 85分 オドソンヌ・エドゥアール(クリスタル・パレス)
3−0 90+3分 オドソンヌ・エドゥアール(クリスタル・パレス)